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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第七十四話 于吉、裏で蠢くのことその一
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をするけ?」
「見回っているだけでいいから」
 それだけでいいというのである。
「そうしたらそれだけで噂をする声が消えるから」
「俺達が見回るだけでかよ」
「たったそれだけでいいけ」
「ええ。あんた達の外見だとね」 
 人間離れしただ。その外見ならというのだ。
「通り掛かっただけで怖いから。そうして」
「何か褒められてないよな」
「違うような気がするけ」
 こう言ってだ。二人はであった。
 釈然としない顔でだ。また賈駆に話した。
「しかしそれが役に立つってのか」
「それは喜んでいいけ?」
「じゃあキムとジョンに頼むけれど」
 代わりに出した名前はこの二人だった。

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