暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第83話:Power
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うな形相を浮かべていた。

そしてキバトドスの反応を頼りに突撃し、突撃した先にはキバトドスと氷のカプセルに入れられたレプリロイド達の姿。

「ふん……エックスが来るかと思ったらまたてめーか…まあ、エックスを呼び寄せる餌くらいにはなるか。ここはてめーみたいな雑魚が入って良いような場所じゃねえ。ここにコレクションしてる奴らはなぁ〜〜〜俺様と戦って特に耐えた奴らよ。意味が分かるか?俺様に殺されるのは当然の結果なんだよ。その中でも20秒以上“生”にしがみついていられた奴らがここに飾られる資格を持つ。頭の固い奴は俺様を乱暴者と言うがとんでもねえ、鉄屑のような奴らに死に場所を与える心優しき男よ!!」

「黙れ…」

「ん〜〜〜?」

「黙れえええええ!!!!」

鬼の形相でルインはイーグルの全武装を一斉掃射した。

キバトドスのコレクションとなったレプリロイド達にも攻撃が当たるが構わずに攻撃する。

普段のルインを知るものからすれば信じられない姿だ。

「………エックスを誘き寄せる餌くらいにはなるかと思ったから生かしてやろうと思ったがよぉ」

しかしイーグルの武装の火力でもキバトドスにダメージは与えられない。

「コレクションを壊したのは絶対許さねえーーー!!」

巨大な氷柱を作り出し、イーグルに向けて放つ。

それらはイーグルの堅牢なはずの装甲を貫き、爆散させた。

「“猛者の間”で焚き火は……許さねえ!!」

イーグルの爆発と火薬の引火により起きた火をキバトドスは口から冷気を放って鎮火させた。

「バニラアイスが溶けちまうぜ。チッ、折角のコレクションを滅茶苦茶にしやがって」

キバトドスが別の部屋に移動しようと方向転換した時であった。

イーグルの残骸からルインはゆっくりと起き上がり、イーグルのエネルギータンクを握り締めて構えるとキバトドスの後頭部に迷うことなく叩きつけた。

そして衝撃でタンクに亀裂が入り、そこからエネルギーの液化したエネルゲン水晶液がキバトドスにかかる。

「痛ぅ…これは……高純度エネルギー!!」

「メガトンクラッシュ!!」

FXアーマーに換装し、残り少ない時間しか残されていないオーバードライブを発動し、キバトドスに威力が倍加した火炎弾を放つ。

「ひぎぃいぃ!!」

火炎弾をまともに受けたキバトドスは体にかかったエネルゲン水晶液もあって全身が炎に包まれた。

「うわああああ!!!」

そして追撃のショットを放つが、キバトドスもそのままやられてはくれず、炎を掻き消す。

「今のは効いたぜ…だが、あれくらいじゃくたばりゃしねぇ〜〜よ。くおーっ!!」

キバトドスは全身から冷気を放ち、周囲を瞬く間に冷やしていく。

やがてオーバード
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