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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第83話:Power
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いデシ……本当に…本当に仕方なかったんデシっ、ルイン先輩のせいじゃないデシ〜〜〜」
「………とにかくルイン、今は中に入って。温かい物でも飲みましょう?」
今の彼女に必要なのは休息だとエイリアは判断し、彼女の好きな温かいカフェオレを淹れてやろうとしたのだが。
「そうだ!!パワーアップデシーっ!!ルイン先輩も新しいアーマーでパワーアップするんデシよ!!」
「ダブル…」
「無いんデシか!?新しいアーマーは!!」
「止めなさいダブル!!」
「このままじゃエックス先輩にばかり負担が行っちゃうデシ!ルイン先輩は副隊長なんデシよ!!これから先、オイラ達が生き延びるためには今以上の“力の正義”が必要なんデシ!!」
その言葉でルインの中で何かが弾け、エイリアを押し退けるとルインは格納庫に向かう。
「ルイン!!…ダブル!!あなたルインを逆に追い詰めてどうするのよ!!」
「す、すみませんデシ!!」
一方エックスは運ばれていくバッファリオを見つめながらケインとドップラーと会話をしていた。
「では、ケイン博士、ドップラー博士。バッファリオをお願いします」
「うむ…」
「しかしエックス君、君1人で大丈夫なのかね?」
「大丈夫です。ルインがあんな状態で連れて行くわけにはいきませんから」
遠目からだが、ルインの精神状態はあまり良くはないようだったので、そんな彼女を連れたところで危険な目に遭わせるだけだろう。
「分かっとらんの〜エックス。こういう時に心身共に傷付いた惚れた娘を抱き締めて慰めるくらいのことが出来んとは…全く甲斐性のない奴じゃい」
「うむ、傷付いた恋人のメンタルのケアも重要なことだぞエックス君」
「ぶっ…ち、違いますよ。彼女は仲間…うん、仲間です」
「「ほーう、まあ…そういうことにしておこう(かの〜)」」
ケインとドップラーの言葉に赤面しながらもエックスはスノーベースに向かおうとするが。
「ん…?」
エックス達の頭上を通り過ぎていくライドアーマー。
あれは確か…。
「イーグル…?」
戦闘用ライドアーマーのイーグル…しかも様々な兵装を装着している。
あれでは火力は上がるが、イーグルの特徴である機動力はがた落ちしてしまう。
「エックス!!大変よ!!ルインがイーグルで出撃したわ!!」
「何だって!?」
信じられない気持ちでイーグルが向かって行った方向を見つめるエックス。
ルインは途中でバランスを崩しながらも左肩にミサイルポッド、右肩にビーム砲、右手に大型ビームガン、随所にミサイル等の重武装をしたイーグルのブースターを噴かしながら、スノーベースに向かう。
この時のルインは普段の物とはかけ離れた鬼のよ
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