暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第83話:Power
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ッファリオに向けて落とす。

「くっ…」

ルインは氷柱をパンチとショットで砕きながら後退、バッファリオも氷柱を砕きながら後退した。

「うらああああ!!」

高速で繰り出される拳。

その拳圧はキバトドスの圧倒的なパワーも相俟って、バッファリオの巨体を揺らがす。

「拳圧でこのパワーか!?」

「グラウンドブレイク!!」

ナックルバスターを地面に叩き込み、火柱がキバトドスに迫るが、キバトドスは掌に氷塊を作り出すとそれを火柱に向けて投擲し、火柱を掻き消すと、ルインに命中させた。

「あぐっ!?」

直撃を受けたルインは仰向けに倒れる。

「どうしたぁ?」

「くっ…勝負はぁ!」

「これからよぉ!!」

小さくないダメージを負いながらもルインもバッファリオも何としてでもキバトドスを倒すと意思を込めて攻撃を放つ。

しばらく戦闘は続き、ルインとバッファリオは肩で息をしながらキバトドスを睨んでいた。

「少〜〜〜しはやるな」

ニヤニヤと笑いながらルインとバッファリオを見るキバトドス。

「(有利とは言えないけど良い勝負はしてるはずなのに、キバトドスのあの余裕は一体何なの?)」

バッファリオが再び冷凍ビームを放つが、キバトドスは片手で受け止める。

「ふーーーっ、そして反対からはまたルインかぁ?」

次はまたルインの火炎弾が飛んでくると考えたキバトドスは振り返るが、ルインはいない。

「いないだと?」

「こっちだ!!」

バッファリオが気を逸らしてくれたうちにルインはジャンプでキバトドスの真上を取っていた。

「上かぁ!!…ククク…」

驚いたのも束の間、再び余裕の笑みを浮かべるキバトドスに疑問を抱くルインだが、あることに気付いた。

「あっ…!?キバトドスの足跡がない!?まさか、一歩も動かないで私達2人分の攻撃を捌いていたの…!?」

キバトドスの右肩の氷柱が巨大化し、ルインを串刺しにする。

「がは…っ!!」

「てめーは確かに頭は良いな。事前に俺が炎に弱いことを調べて挑んできた。でもよー、そんなマニュアル通りの戦い方じゃあ、雑魚は倒せても俺様は倒せねえよ。てめーじゃなくてフルアーマー状態のエックスならバニラアイス二口分にはなったろうに。エックスの代理でしかない雑魚の癖に俺達に刃向かうなんて馬鹿な奴。足手纏いは後方支援だけしてりゃあいいんだよ」

「足手…纏…い…」

キバトドスから言われた言葉が胸に刺さる。

実際に今のエックスとルインの実力には差が出来ていた。

三度もの大戦を戦い抜いたエックスと最初の大戦で大破し三度目の大戦の終盤で復活したルインとでは戦闘経験値が違いすぎるのだ。

「っ……」

悔しそう
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