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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第88話
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だろうぜ。」
転移魔術によって一瞬で要塞の入り口の前に現れたユウナは呆け、クルトは驚き、ミュゼは微笑み、アッシュは口元に笑みを浮かべて背後にいる一瞬の出来事によって呆気に取られたルトガー達に視線を向け
「よし―――猟兵王達の事は大将軍閣下達に任せて俺達はこのまま要塞に突入だ!」

「おおっ!」
リィンの号令に力強く頷いた仲間達は要塞へと突入した。
「コラ待て!そんな反則技、アリかいな!?」

「”転移”によって裏をかかれるとは…………完全に油断していたな。」
後ろに振り向いて要塞へと突入するリィン達の様子を見たゼノは慌てた様子で声を上げ、レオニダスは重々しい口調で呟いた。
「クク…………ハハ…………ハハハハハッ!まさかあんな方法であっさりと”西風”と”ニーズヘッグ”の壁を超えられるとは英雄王達にはまんまと一本取られちまったな…………完全に予定が狂っちまったが、今回ばかりは俺達も久しぶりに”本気”を出さざるを得ないようだな。」

「…………これ以上の”イレギュラー”は”地精”は望んでいない。排除させてもらうぞ―――異世界のイレギュラー共。」
ルトガーは豪快に笑った後全身から凄まじい闘気を解放しながら自身の得物を構えて双銃を構えたジークフリードと共にファーミシルス達を見つめ、
「くっ…………”空の覇者”達と―――メンフィルとやり合うなんて、完全に契約外の為すぐにでも離脱をしたい所だが…………」

「先程の”英雄王”の指示からして、どうやら連中は俺達も逃がすつもりはないようだしな…………」

「何とか隙をついて離脱するぞ…………!」
ニーズヘッグの猟兵達はセオビット達と戦う事に内心不本意だったが、自分達を殲滅するつもりでいるセオビット達相手には離脱は容易ではない事を悟っていた為、それぞれ武装を構えた。
「さあ―――リウイ陛下達に歯向かう愚か者達に思い知らせてあげるわよ、メンフィルの”力”を!」

「おおっ!」
そしてファーミシルスの号令に力強く頷いた仲間達はそれぞれ戦闘を開始した―――!


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