暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第88話
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
き”と断言するとはさすがは”ゼムリア大陸真の覇者”と名高いメンフィルの次代の女帝たる器ですわね♪」
リフィアの発言にゼノとレオニダスがそれぞれ殺気を纏い始めている中無意識で”西風の旅団”に喧嘩を売るような発言をしたリフィアにエリゼは呆れた表情で頭を抱え、レオニダスの話を聞いてある事を察したユウナにアルティナとゲルドが説明し、リフィアの正体を知ったクルトは驚き、アッシュは不敵な笑みを浮かべ、ミュゼは微笑みながらリフィアを見つめた。


「――――確かに貴女の言う通り、警告もしたのですからこれ以上陛下達の貴重なお時間を取る必要はありませんね。猟兵王殿、できれば武人の一人として貴方とも手合わせをしたかったのですが、生憎私達は急いでいる上貴方にも”先約”はいますから、貴方の相手はその者に任せる事にします。」

「へえ…………?その口ぶりからすると、アンタ達にはまだ援軍が控えているのかい?」
リフィアの言葉を肯定した後に答えたリアンヌの説明を聞いて目を丸くしたルトガーが不敵な笑みを浮かべたその時!
「あらあら…………リウイ陛下がいる時点で私がいる事も想定していないなんて、一度は”この私に殺された事”によって判断力が鈍ったのかしら?」
揚陸艇の甲板から姿を現したラウマカール――――メンフィル帝国の大将軍たるファーミシルスがその場を跳躍して空を飛行して翼をはばたかせながらリアンヌの傍に着地した。
「あの翼の女は…………!」

「4年前の”リベールの異変”で団長を討ったメンフィル帝国の”大将軍”――――”空の覇者”ファーミシルス…………!」

「やれやれ…………俺のような年寄りをアンタのような強い美人が未だ覚えてくれているなんて、光栄だが…………生憎リターンマッチの約束をした覚えはないぜ?」
ファーミシルスの登場にゼノとレオニダスがそれぞれ血相を変えている中ルトガーは落ち着いた様子で溜息を吐いた後苦笑しながらファーミシルスに問いかけた。
「あら、この私がわざわざ”敵”である貴方の都合にあわしてあげるような甘い性格をしていると思ったのかしら?―――なんだったら、”ゼクトール”だったかしら?2年前の”七日戦役”時オルディスでやり合った”蒼の騎神”とかいう鉄屑のように、貴方ご自慢の鉄屑を呼んで乗り込む時間くらいは待ってあげても構わないわよ?」

「”騎神”を”鉄屑”扱いって、滅茶苦茶な人だよねー、”空の覇者”って。」

「だが、レン君の話ではファーミシルス大将軍閣下はかつてクロウが操縦していたオルディーネを単身生身で圧勝したという話だから、大将軍閣下にとっては”騎神”すらも大した障害ではないんだろうね。」
ファーミシルスが騎神を”鉄屑”扱いした事に、リィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ミリアムは暢気な様子で呟き、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ