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翠碧色の虹
随筆四十六:可愛いと綺麗って!?
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七夏「もう・・・」
心桜「はは・・・ごめん。んで、括弧で括られた可愛いって?」
七夏「あっ、格好可愛いは、その括弧ではなくて、格好良くて可愛いっていう意味です☆」
心桜「え!?」
七夏「ここちゃーは、格好良く可愛いいから、『格好可愛い』です♪」
心桜「そういう意味か・・・はは、ありがと。つっちゃー!」
七夏「はい☆」
心桜「でもさ、『格好良い』の『良い』が、略されて無くなっても大丈夫なのかなー」
七夏「え!?」
心桜「だって、『格好悪い』って言葉もあるよね?」
七夏「それは、大丈夫です☆」
心桜「なんで?」
七夏「その後に続く『可愛い』が、『良い印象/好意的』を、フォローしていますから!」
心桜「!!!」
七夏「こ、ここちゃー!?」
心桜「ごめん・・・また、絶句しかけた。つっちゃーが英単語を自然に使ってるから!」
七夏「え!? そっちの方なの?」
心桜「いやいや。格好可愛い! 嬉しいよ! つっちゃー、ありがと♪」
七夏「くすっ☆ はい♪」
笹夜「こんにちは♪」
七夏「笹夜先輩、こんにちはです☆」
心桜「こんちわー! 笹夜先輩!」
笹夜「遅くなってすみません」
心桜「いえいえ! あ、でも、お手紙を先に読ませてもらってます!」
笹夜「ええ♪ どのようなお話しなのかしら?」
七夏「えっと−−−」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

心桜「−−−という事です!」
笹夜「なるほど♪」
心桜「笹夜先輩は『可愛い』と『綺麗』どっちを言われたら嬉しいですか?」
笹夜「どちらでも嬉しいです♪」
心桜「そりゃ、そうなんだけど、どちらかの場合のお話しです」
笹夜「可愛い・・・かしら?」
心桜「あらま! つっちゃーと同じ!?」
笹夜「『綺麗』は、主に見た印象の事を差すだけですけど、『可愛い』は、見た目はもちろん、その人の心や振る舞いも含まれている気がしますから♪」
心桜「理由までもつっちゃーと同じですか!?」
笹夜「まあ♪」
七夏「くすっ☆」
心桜「でもさ、心や振る舞いが『綺麗』という言い方も出来なくないですか?」
笹夜「確かにそうですね♪ ですけど、『綺麗』という言葉は、元々は目に見える物を差す言葉で、『可愛い』は見える事と、見えない事を差す意味があります♪」
心桜「なるほど『性格が可愛い』はよく言うけど、『性格が綺麗』とはあまり言わないよね」
七夏「くすっ☆ 心が綺麗はあるかもです☆」
笹夜「綺麗な心・・・いつまでもそうでありたいですね♪」
心桜「だねっ! という事で、あたしたちは『綺麗』と『可愛い』なら『可愛い』と言われる方が嬉しいという結論となりました!」
七夏「ハツコイさん☆ おたより、ありがとうございました☆」
心桜「ホントに『ハツコイさん』でいいの?」
笹夜「私も『ハツコイ
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