第七十三話 張遼、董卓を探すのことその六
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張遼に告げた。
「それだけは注意してね」
「ああ。じゃあ宮中見て回るか」
「そうしましょう。けれど考えてみたら」
「うち等宮中のことあまり知らへんな」
「ずっと擁州にいたし」
そこが問題なのだった。彼女達は急に都に来たからだ。実は宮中はおろか都のこともあまり知らないのである。そのことにも戸惑っているのだ。
「長安なら知ってるけれど」
「ここはなあ」
「けれど見回りましょう」
董白はそれでもだというのだった。
「それでいいわね」
「ああ。ほなな」
「幸い今宦官達は後宮に閉じ篭ってるし」
何だかんだで彼等は大人しくなったのだ。張譲が死んだことになっているからだ。ただし彼女達は張譲達は死んだと思っている。
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