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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica36やられたらやり返す!〜Trap of a Revenge〜
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「みんなの苦戦する様を見せつけて、私を焦らせようって? っざけんなコラぁぁぁぁッ!!」
このAMFの中で持続させないと意味がないような魔法はほぼ使えないと思っていい。そんな中で鬱陶しい存在がもう1つ。それはどこからともなく出現する弾道ミサイル。私が隔離されてる区画だけ出なく、イリス達の区画の方にも撃ちこまれていく。そして今来たミサイルは、私の居る区画に向かって落ちてきていた。
「紅狼駆!」
広さが十分にある屋上に陣取った私へと全身に炎を纏っての突進攻撃が、ミサイルと同じく空から突っ込んでくる。ミサイル着弾時の被害がどれだけのものかは判らないけど、結界内を爆炎で覆うようなものなら非常にまずい。こっちは耐え切れるだけの防御魔法が使えないし、騎士甲冑だけの防御力じゃ心もとない。
「(さらに言えば連中は転移スキルで逃げ切れる。だからこそこんなギリギリまで私たちを追い詰められる・・・!)ああもう! 本当に鬱陶しい!」
ルインの突進攻撃を一か八かの「フェアシュテルケン!」打撃強化魔法を発動して、ルインを真っ向から蹴っ飛ばしてやった。
「うごお!?」
「ぅぐ・・・!」
ルインを蹴っ飛ばした右足に酷い痛みと熱さが襲ってきた。直撃時は魔法効果は出ていたようだけど、次の瞬間には効果は消失していた。その反動ダメージが襲ったわけだ。でも蹲って痛がってる暇はない。アイツが再攻撃してくる前に、ミサイルの迎撃を行わないとゲームオーバーだ。火傷している右足に構わずグッと力を込め・・・
――ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース――
「てやっ!」
高速移動魔法を発動して、ミサイルへと突っ込む。そしてスキルのエクスィステンツ・ツェアレーゲンを発動。触れた物を問答無用で分解する、凶悪だって恐れられるそのスキルによる打撃技、「ツェアラーゲン・シュラーク!」による拳打をミサイルの先端に打ち込んで、問答無用で分解させてやる。
「貰ったぁぁぁぁーーーーっ!!」
――轟爆花――
そんな声と一緒に私へ飛来するのは大きめな火炎弾6発。アリサのフリンジングボムを思い起こさせるもので、「どうせ炸裂するんでしょ?」というわけで、一番近い火炎弾から人差し指で突いて分解させる。3発目を分解させたところで、残り3発が一斉に爆発した。スキルを今度は全身を覆うように展開して、爆炎のすべてを私の肌に到達する前に分解する。
(管理局法に縛られない今、スキルを対人に使ったらダメだっていう制限はもうない。けど・・・)
チラリと見るのはルシルとアイリが映っているモニター。あっちも仮面持ちの猛攻をなんとか凌いでるけど、いつ敗れてもおかしくない、かなり危なっかしい状況だ。さすがにこのAMFの中、今のルシルとアイリじゃ負けてもおかしくない。
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