暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica36やられたらやり返す!〜Trap of a Revenge〜
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んでした。これより本戦闘の指揮を執らせていただきます。現在の状況は確認しています。バインド弾を受けた隊員は、開放した後方ハッチに着艦してください』

リュッチェンスへの着艦は嬉しい話だった。海上であるため、バインドを受けた隊員たちを抱きかかえる隊員たちは、バインドが解けるまで飛び回らなくてはならなかった。私はバインドを受けている隊員を抱える部下たちに「リュッチェンスへ連れていけ!」と指示を出す。

『続いて、敵艦隊に生命反応がない場合、艦載砲での撃沈も止む無しと指令を受けました。こちらで生命反応の探査を行った結果、生命反応は探知できず。それゆえに現時刻を以って艦載砲での攻撃を開始します。加えて各航空隊員は、物理破壊設定での攻撃に移行してください』

組織に属する局員である以上、自由気ままに出来る事など限られてくる。今回の物理破壊設定への切り替えなども、上役からの許可が降りなければならない。しかしその不満もこれまでだ。

「アギト、ユニゾンだ! 一気に決めに掛かるぞ!」

「あ、おう!」

他の隊員たちのフォローに回っていたアギトを呼び戻し、「ユニゾン・イン!」を果たす。生粋の古代ベルカ騎士である私は遠距離・広範囲攻撃があまり得意ではない。しかしユニゾン状態でなら、アギトの補助によって広範囲攻撃も楽に撃てるようになる。

『リュッチェンスより各航空隊員へ。これより艦載砲を発射します。巻き込まれないよう注意して下さい』

ハルトマン一佐からの全体通信が切れ、我々が艦隊より大きく距離を取った直後、リュッチェンスより魔力砲が3発と発射された。その全てがミサイル艦へと向かって行く。

――ヘーラー――

「バリア!?」

『デケェ!!』

並列する空母とミサイル艦を護るための円の陣形を組んでいる艦、その全てを覆うかのように発生したのは半球上のバリア。艦載砲を完全に防ぎきったことで航空隊員たちよりどよめくが沸く。

『艦載砲の次弾発射までの間、航空隊は攻撃を続けてください。強力なバリアとて永久に使い続けるわけではないはずです。見たところ、バリア発生時は艦隊からの攻撃はないようです。協力してバリアを叩き割って差し上げましょう!』

とのことで、我々は一切の攻撃を止めた艦隊への攻撃を再開。バリア展開中はバインド弾による迎撃を行えないようだ。完全に沈黙している。

「アギト、最大火力で行くぞ!」

『おう! 炎熱加速!』

流れ星のように様々な魔力光に輝く射砲撃がバリアに着弾して行く中、私は左手に炎剣を作り出す。そして「こちら2213航空隊、シグナム。高火力斬撃を放つ。注意されたし」と全体通信で警告。

「『火龍・・・一閃!』」

効果範囲から隊員たちが離脱したのを確認。炎剣を伸張させながら振り下ろし
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