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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第82話:Disappointment
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のだよ」
「私があのエックスよりも優れた存在になれる…?」
「そうだ。君の障害となる物は全て壊せばいい。エックスを破壊すればルインは君の物となる」
「エックスを破壊すればルインさんは…」
「エックスがいなくなれば、ルインは君を見てくれるだろう。ルインの身も心も君の物になる。」
「ルインさんが私の物に…」
ディザイアの胸が高鳴る。
ルインが自分を愛してくれるなら…ルインの心をエックスではなく自分の物に出来るなら……。
「分かりました。これからケイン博士の研究所に向かい、データを入手してきます。」
「うむ、頼んだぞ」
ディザイアは夢遊病者のような足取りで歩いていく。
ディザイアが部屋から出たのを見てダブルは呆れたように自分の主人を見遣る。
「しかしあんたも随分人がいいな?データ入手の報酬にあんな雑魚を強化するなんてよ。おまけにルインまでくれてやるとは流石にやり過ぎじゃねえか?」
「まあ、今の私ではDr.ケインの研究所に入るのはドップラーのセキュリティシステムもあって極めて困難だ。使える物は使う。それだけだ。奴にはパワーアップとルインという報酬があるから裏切ることはないだろう」
「だろうな、あいつはルインに相当惚れ込んでやがるしな。だがよ、エックスとルインは俺の獲物なんだぜ?」
「エックスは諦めてもらうが、お前はルインの相手をしろ」
「あ?いいのかよ、あいつの報酬だろ?」
「構わん。奴など所詮はルインのデータを得るための道具に過ぎん。」
「了解。奴がデータの入手に成功したら報告するぜ」
「分かった」
そう言うとシグマは消えた。
ダブルも普段の姿に戻り、部屋を出た。
「さて…これから忙しくなりそうだぜ……」
頭を掻きながら呟くダブル。
ディザイアから渡されたディスクを見つめながら。
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