暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第81話:Air Force
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な危険な所にいるんだ…?」
「材料の回収。俺はジャンク屋を営んでいてね、聞いたことはないか?時々ハンターベースにジャンクパーツとかを売りに来る…」
「噂で聞いたことくらいなら…まさか君が?」
時々、ハンターベースにジャンクパーツや武器類を売りに来る少女型レプリロイドがいると聞いたことはあるが、まさか目の前にいる少女がそうだと言うのか?
「そういうこと。今、大量のジャンクパーツの依頼が来ていてね。そのお客さんに売るためのジャンクパーツ入手のためにこの戦艦に乗り込んだのさ。因みにメカニロイド限定な」
「とにかくここは危険だ。いつレプリフォースに気付かれるか…」
エックスが少女の身を心配して言うが、少女は苦笑しながら言う。
「今、パーツ集めがいいとこなんだよ。見逃してくれ、頼むよ。依頼してくれたお客さん、元レプリフォースらしいんだ。傷付いた人達を救うために修理に使えるパーツが欲しいんだと…こんなこと聞かされたら揃えてやるしかねえじゃんか」
手を合わせて拝み倒しながら説明する少女にエックスは疑問符を浮かべた。
「元レプリフォース?そのレプリロイドの名前は?」
「名前?言い辛そうだったから聞かなかったけど、赤と青の配色のアーマーと栗色の長い髪が特徴の女の子レプリロイドだ。依頼とあらば誰であろうと何処にでもってのが俺のモットーだからな」
「まさか…アイリス!?」
「お兄さん、俺のお客さんのことを知ってるのかい?」
「知り合いなんだ…元レプリフォースと言うことは…そうか、彼女は敵じゃないのか」
共に事件を解決した仲間が敵とならなかったことに安堵するエックス。
「貴重な情報をありがとう。でも早くパーツ集めを切り上げてここから去った方が良い。」
「勿論、危なくなったらすぐに逃げるよ。見逃してくれる代わりにとっておきのパワーアップパーツをやるからさ」
半ばエックスに押し付けるようにパーツを渡す少女にエックスは思わず苦笑した。
「んじゃあ、そういうことで、そいつは“ハイパーチャージ”って言ってバスターのエネルギーチャージの効率を飛躍的に高めて、チャージ時間を半分に出来るんだ。本当なら1000ゼニー払って欲しいけど見逃してくれる今回は特別だよ」
背中を向けて去ろうとする少女型レプリロイドをエックスは呼び止めた。
「待ってくれ、君の名前は?」
「俺の?俺の名前はルナってんだ。俺はそう名乗ってる」
「?」
「俺、誰に造られたのかさっぱり分からないんだ。気づけば何もない荒野で倒れてて、世界を放浪していた時、たまたまジャンク屋を営んでいたじいさんに拾われて、この名前もじいさんがつけてくれたんだ。俺が拾われたのが月夜だったって単純な理由でさ、まあ気に入って
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