暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第81話:Air Force
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手するとアームパーツに意識を向けることでストックとプラズマの切り替えが出来るようだ。

ルインのチップも入手したエックス。

『ところでエックス、そのアーマーも…エイリアと言ったかな?彼女が復元したのかね?』

「はい、そうです。彼女が用意してくれたこのアーマーには助けられています。自分もオペレートや研究で忙しいのに…」

『ふむ…良い仲間と巡り会えたのうエックス、この戦いはあってはならないものじゃ、同じ平和を目指す者同士が争うなどあってはならない。頼んだぞ、わしの…世界の希望』

「…はい」

正直に言うと被害が拡大する前にレプリフォースを止められるかどうかは自信がない。

イレギュラーハンターとレプリフォースでは地力に差があるのだ。

自分達が基地を叩くことで何とかなっているが、世界各地に散らばっているレプリフォース軍にはイレギュラーハンターは惨敗している。

しかし泣き言は言ってられない。

自分は誇りあるイレギュラーハンターなのだ。

「ありがとうございますライト博士。私は最後まで諦めたりはしません。あなたと仲間達との誓いがある限り。」

『エックス…』

「ライト博士、私はこの力を正しきことのために使います…希望のために」

ライト博士の前にバスターを掲げ、かつての誓いを告げるエックス。

『私も信じているよエックス。お前がその力を正しく使ってくれると言うことを…』

ライト博士は微笑みながら去っていくエックスを見送る。

『どうか…あの子に明るい未来を…』

彼の祈りはエックスには聞こえなかったが、きっと届くだろう。

そしてエックスは新たに得たアームパーツを使って一気に駆け出した。

流石にかなりの時間が経過したから迎撃用のメカニロイドが出てくると思ったが…。

「妙だな、ディザイアが倒したにしてはあまりにも少なすぎる」

迎撃用のメカニロイドは確かに出てきたが、その数はかなり少ない。

あまりにも簡単に行きすぎて何かの罠ではないかと疑ってしまうくらいに手薄だった。

「まさか何かの罠…」

「よーし、大量大量!!これくらいジャンクパーツがあれば充分だろ!!」

「…………」

この場に不似合いな女の子の明るい声が響き渡った。

エックスは声が聞こえた方に向かうと、そこにいる二丁拳銃を持った銀髪のポニーテールが特徴の少女型レプリロイドにバスターを向けた。

「動くな!レプリフォースの者じゃないな!?ここで何をしている!?」

「いっ!?」

少女型レプリロイドは即座に拳銃を捨て、ホールドアップする。

「待て待てお兄さん!!落ち着け!!俺はイレギュラーじゃないんだぜ!!だから落ち着いてくれ!!」

「じゃあ何でこん
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