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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第81話:Air Force
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ってこい!!」
『エックス隊長、あなたは非道な行いをしているイレギュラーを見過ごせと?』
「そ、それは…でも…お前1人で何が出来るんだ。いくら何でも無謀だ!!今すぐハンターベースに戻ってこい!!」
『失礼ながらエックス隊長…私はスパイダスとの戦い以後、更に力をつけました。フクロウルのようにただ後方で指揮するような臆病者には負けませんよ』
「でもディザイア、君だけで挑むなんて無謀だよ」
ディザイアか訓練をしていることは知っているが、流石に無理があるとルインは冷静に判断した。
『ふ、副隊長…』
「そうよ、あなたの実力は誰もが知っているけれど、レプリフォース参謀長のストーム・フクロウルは知略だけの相手ではないわ。実力主義のレプリフォースの中でも一目置くほどの実力者であると言う情報が…」
『うるさい!!臨時のオペレーターが偉そうに!!』
「な…?」
「ディザイア…?」
ディザイアの怒声にエイリアとルインは目を見開き、エックスは目を細めた。
「ディザイア、先程の発言は聞き逃せないな。彼女は確かに臨時のオペレーターだが、ケイン博士によって選ばれた優秀なオペレーターだ。彼女への侮辱はケイン博士への侮辱でもあるんだぞ?」
それを聞いたディザイアは苦々しげな表情を浮かべる。
『失礼しましたエイリアさん。でも…少しは、私の言うことも聞いてください。私も…副隊長や皆のこと…ちゃんと 考えているつもりなんだ。それなのに…大丈夫です…全て…上手くいきます…もしフクロウルを倒せれば副隊長…私は…私はあなたに…』
通信が届かない高度に到達したのか、モニターにノイズが走って通信が途絶えた。
「……これはまずいことになったな…」
エックスは隊長としてディザイアの実力は知っているが、フクロウルには絶対に勝てないと確信出来た。
伊達にフクロウルは戦闘のプロ集団であるレプリフォースの参謀ではない。
事実、カーネルでさえフクロウルに一目置く時点でそれに見合った実力があるのだ。
「ダブル、今すぐ飛行艇の用意を!!俺がディザイアを追い掛ける!!ルインは他の地域のレプリフォースを頼めるかな?」
「分かった…エックス、ディザイアを…彼をお願い」
「…分かっている」
エックスはディザイアを追い掛けるべく、ダブルに用意させた飛行艇に乗り込み、エアフォースに向かう。
そしてエアフォースに近付くと飛行艇を乗り捨て、エアフォースの空中戦艦に着陸したエックス。
恐らくディザイアが斬り捨てたレプリフォースの軍人達の残骸を見遣りながら、奥へと進んでいく。
道を塞ぐメカニロイドや迎撃用の砲台が破壊されているために進むのは他の基地に比べ比較的容易であった。
奥へと突き
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