六話目
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これだった。共に今四季がお世話になっている龍麻の力と同じ魔人学園シリーズのヒロインの二人の力だ。弓術の技と回復の術の二つ。
「じゃあ、こっちは詩乃に」
「ええ。でも、こんなに簡単に貰うのはちょっと気が引けるわね」
詩乃が手に入れたのは純粋な技だけで無く桜井小蒔自身がそれまで磨いて来た技術も含まれている。そんな技術までも簡単に貰ってしまうのには思う所が有るのだろう。
「なら、私はこっち。良い?」
「ああ」
雫が希望したのは残された術の方。科学が関係していない純粋な魔法と言っても良い力に微笑みを浮かべる。
そして残りの三つは、
『ハザードトリガー』
「ヤッベーイのが来た!?」
当然ビルドに変身できる四季の物だが、ラビラビタンタンになれない限りは、ビルドの戦力強化ではあるが使うに使えないのが出てしまった。暴走スイッチである。
そして、残念ながら残りの二つはラビラビタンタンのフルボトルでは無かった。
「えっと、これって」
「悪い、オレもなんって言って良いか分からない」
「ドンマイ」
カプセルの中身に対してなんと言って良いか分からないと言う表情の詩乃と、納得したと言う様子の四季、そんな四季を励ましている雫。
カプセルの中身は、
『天之麻迦古の弓(東京魔人学園)』
ガチでヤバイのがまた来た。日本神話に登場する弓である。こんな物持ってて日本神話にケンカを売ってしまわないかと不安になるし、神話に出て来るような武器が二つある事になるが、一応は魔人学園に登場する武器になるので、この世界のものとは違うが。
「一応、詩乃に使って貰うしかないけど」
この中で弓が使えるのは詩乃だけだが、
「あ、ありがとう。でも、こんな貴重な物簡単には使えないんだけど」
女の子に送るには色気のないプレゼントになってしまった。取り敢えず、お蔵入りが決まった瞬間だった。
そして最後は、
『天叢雲(魔人学園)』
「「「………………」」」
またまたヤッベーイのが来た。この世界にも存在している武器で誰も剣、それも日本刀は使えない。
即座に使用者が決まらない内にお蔵入りが決まった瞬間だった。
そして、最後の一個に四季は視線を向ける。
ある意味危険物との連続エンカウントのトドメとしては妥当なものだろう。
その中に有るのは微妙に形の違うビルドドライバーとハザードトリガーの色違い。
『エボルドライバー+エボルトリガーセット』
セット販売されたエボルドライバーとエボルトリガーだった。エボルボトルはないが、十分に危険な品物だった。
「エボルトでも現れる予兆なのか、これ?」
思わず
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