六話目
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、新しいスクラッシュドライバーの設計図を引き最後に『(弱)』の文字を綴る。
意図的にスペックを大きく引き下げ、更に一度変身解除すれば再生不可能なレベルで内部がスクラッシュゼリーを巻き込んで自壊する様に調整した代物だ。
正規の開発者の桐生戦兎の能力のおかげで性能の改悪は簡単に出来た。自壊機能は苦労したが、其方も比較的早く終わる。
「良し」
次にドラゴンフルボトルの成分をゼリー状にする準備をする。意図的な劣化を加えて通常は青のドラゴンスクラッシュゼリーが、劣化版では赤くなるだろう。
正規版を作った場合取り違えたくないので色などのすぐに分かる違いを持たせておきたいのだ。
「劣化型スクラッシュゼリーの設計完成」
通常のフルボトルよりも強力な筈のスクラッシュゼリーでありながら、これなら通常のフルボトルでも対応できる程度のスペックに抑えられる。
「これをイッセーに渡して、その程度の干渉で原作への介入ってことになるか試すのも良いだろう」
フルスペックのスクラッシュドライバーとスクラッシュゼリーをイッセーに渡して後々面倒になっても困るので、一度だけの使用が終われば勝手にスクラッシュゼリーを巻き込んで自壊してくれる様にしておいたので、万が一の事は少ないだろう。
悪魔側に自分の技術が渡る、と言う点が問題だが、この世界ではフルボトルの成分を入手できるのは自分だけなのでそれも問題はない。
スクラッシュドライバーだけでは駄目なのだ、スクラッシュゼリーと両方があってこそ初めて仮面ライダーには変身できる。
一通り作業を終えると今更になるが眠気を思い出し、自室に戻るのも面倒になったのでそのままナデシコCの居住エリアの一つを利用して就寝した。
翌朝、朝食を取った後、休日を利用して詩乃と雫の二人とともにガチャ部屋に佇む四季の姿があった。
「それで戦力の底上げになるから、早速貰ったチケットを使う訳ね」
「ああ、せっかくのチケットだからな」
「ちょっと楽しみ」
初めての光景にワクワクとした様子の雫と、楽しみと言う様子の詩乃。希望があれば自分の代わりに回しても良いと言ったが、今回は四季に譲るそうだ。
「じゃあ」
十一連ガチャを回して機械から排出される11個のカプセル。手に手に入ったのは、
『ビルドのハザードレベル1』×5
先ず、その内五つは見事にダブった。しかし、一つ使用する事にハザードレベルの取得と一上昇する便利なアイテム。しかも、ノーリスクでだ。
この場にブラッドスタークが居るなら絶対に欲しがるだろう。これだけでハザードレベル5は確定する。
そして、次の二つは、
『桜井小蒔の技』
『美里葵の術』
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