第七十三話 張遼、董卓を探すのことその三
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は間違いないのです」
確かにだ。覚えたというのである。
「はっきりと覚えたのです」
「いいことだ。しかしだ」
「しかしなのです?」
「私の真名は何というのだ?」
華雄は右手に持った餅を口に運びながら言った。
「それが問題だが」
「真名あるのです?」
陳宮は怪訝な顔でその華雄に問い返した。
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