第五十話 冬休みその五
[8]前話 [2]次話
「別にね」
「いやいや、中学の時はもっとましだったし」
「そうよね」
「その時から真面目だったけれど」
「まだね」
妹達はこう言います、でうsが私としては本当にそうした自覚はないので思いませんでした。高校に入っても今も私は変わっていないと思います。
それで、です。妹達にこう返しました。
「私がそんなに変わったっていう証拠とかあるの?」
「お掃除だって前より丁寧だし」
「それも速くなってるから」
このことを言ってきました。
「毎日やってる?」
「それでなの?」
「寮では毎日してるけど」
ですが長池先輩なんかもっとされていました、ご自身からせっせと動かれるので私も二年の人も先輩がされるなら、となっていました。
「それがなのね」
「経験になって?」
「それで動けてるんじゃないの?性格も変わって」
「毎日ひのきしんさせてもらって」
「それで神殿で参拝もさせてもらってるから」
おぢばでの生活自体がというのです。
「三年間で変わったのよ」
「もっと真面目になったのよ」
「もっとってね。そんなに変わったかしら」
言われても本当にわからないことでした。
「私って」
「ええ、しかも奇麗になったし」
「入学した時より」
今度はこんなことを言ってきました。
「高校に入る前からお姉ちゃん可愛かったけれど」
「奇麗にもなったし」
「私の何処が奇麗なのよ」
子供の頃ブスと言われたこともあります、本当に。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ