第七十三話 張遼、董卓を探すのことその二
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そうしてだった。
救援に向かうのだった。建築現場は大変なことになっていた。
陵墓の建築現場ではだ。
呂布が無表情で立っていた。それだけである。現場は多くの者が土を運びそして積み上げていっていた。ここも作業が行われているのだ。
呂布はその中に立っている。その彼女のところに陳宮が来た。そしてこう彼女に話したのだ。
「恋殿、状況ですが」
「どう?」
「今のところ順調です」
こう呂布に話すのである。
「皆頑張って作業してるのです」
「そう。けれど」
「けれど?」
「無理はしたら駄目」
それはだ。よくないと言うのだ。
「怪我をしたら元も子もないから」
「そうですね。それは」
「そう。こんなことで怪我をしたらよくない」
呂布はだ。今の建築をこう言うのだった。
「何にもならないから」
「あの、恋殿その言葉は」
陳宮は怪訝な顔になって呂布の今の言葉に言った。
「聞かれたらまずいのです」
「いい。これ絶対に月の命令じゃないから」
「名前は月様のものです」
「名前だけ」
既にだ。読んでいるといった感じだった。
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