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オズのファイター大尉
第四幕その一
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                第四幕  関羽さん
 皆で関帝廟の方に行きました、そこには沢山の人がいて参拝をしていました。ドロシーはその関帝廟の状況を見てこう言いました。
「今日はいつも以上に人が多いわね」
「うん、やっぱりあれだよね」
 トトが答えました。
「関羽さんが来てるからね」
「関羽さんを見ようってね」
「そうなって」
 そのうえでというのです。
「集まってるんだよ」
「そうだよね、それじゃあ」
「私達もね」
「関羽さんとお会いしよう」
「考えていた通りにね」
 まさにとお話してです、そしてでした。
 皆は関帝廟の奥に行くと赤いお顔に胸まであるとても長い立派な黒いお髭を生やした切れ長の目の人がいました、背の高さと体格の見事さはもうプロレスラー並で昔の中国の鎧と服で身体を包んでいて背中にはマント、右手には青龍偃月刀があります。
 その人を見てです、神宝はすぐに言いました。
「まさにこの人が」
「関羽さんだよ」
「はい、本当におられるんですね」
「オズの国だからね」
 大尉は神宝に笑顔で答えました。
「だからね」
「皆の関羽さんへの想いがだね」
「オズの国に関羽さんを呼んだんだ」
「そうなんだね」
「だから関羽さんもね」
 まさにこの人もというのです。
「オズの国の住人なんだ」
「そうなんだね」
「そう、そしてね」
 そうしてというのです。
「今僕達の前にいるんだ」
「そうなんですね」
「ではね」
「今から」
「関羽さんとお話をしよう」
「それじゃあ」
 二人でお話してです、そしてでした。
 皆で関羽さんのところに行きました、ドロシーが関羽さんに皆を代表して畏まって挨拶をしました。
「お久し振り」
「お久し振り」
 関羽さんはとても太くて大きな声で笑顔で挨拶を返しました。
「ここでお会いするとはね」
「ええ、思わぬ再会ね」
「全くだよ。しかしね」
 関羽さんはドロシーに笑顔で言うのでした。
「オズの国にいるとね」
「思わぬ出会いはいつものことよね」
「外の世界よりも遥かに多いね」
「そうよね、それでだけれど」
「かかしさんと樵さんもいて」
 関羽さんは二人も見ました。
「大尉にジャック君、それに」
「この子達のことは知っているかしら」
「勿論だよ、私もオズの食いの住人だからね」
 関羽さんは神宝達を見つつドロシーに答えました。
「だからね」
「そうなのね」
「うん、オズの国の名誉市民のね」
「五人の子供達よ」
「はじめまして」
 五人は一斉に関羽さんに挨拶をしました。
「僕達のことをもうご存知なんて」
「何て言えばいいか」
「関羽さんがオズの国におられて」
「それで僕達をご存知って」
「信じられないです」
「だから私
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