暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第七十二話 呂蒙、学ぶのことその七
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
いわね」
「ましてや南越はよ」
 孫策もはっきりとわかっていた。その南越のことをだ。
「我が漢王朝に忠実なのに」
「何故征伐の必要があるのかしら」
「無駄な出兵どころじゃないわ」
 こう言って否定する彼女達だった。
「見え見えの口実じゃない」
「そういうことね。それに」
「私達や袁術だけじゃなくてね」
「袁紹や曹操にも言ってるそうね」
「その通りよ」
 周瑜は孫策に対してすぐに答えた。
「彼女達は高句麗よ」
「高句麗ねえ」
 その国の名前を聞いてだ。孫策の顔に皮肉な笑みが宿った。彼女にしては珍しい笑みだがあえてその笑みを浮かべてみせたのである。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ