暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第77話:Jungle
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
イダスは蜘蛛の糸を伸ばし、木へと移動する。

「っ!!」

「此処を通すわけにはいかん!!だが、実力はお前の方が俺より上…。悪いが手段は選ばん!!元第0特殊部隊の実力を見せてやろう!!」

忍びとして一流であるスパイダスは、姿を隠すと同時に気配を完全に消した。

「(気配が完全に消えている…流石だね…スパイダス)」

上空から気配を感じて飛びのくと子蜘蛛型メカニロイドが降ってきた。

「副隊長!!」

「来ないで!!」

チャージセイバーでメカニロイドを薙ぎ払うと、バスターに変形させて木にショットを数発放つ。

しかし、スパイダスはそれを容易く回避してしまう。

「ライトニングウェブ!!」

「当たるか!!プラズマビット!!」

電撃を纏った蜘蛛の巣を放つ技にルインはHXアーマーに換装し、エアダッシュで回避すると電撃弾を放つ。

スパイダスは目の前にライトニングウェブを放つと盾代わりにして相殺する。

最初に放たれたライトニングウェブは床に当たった。

スパイダスのライトニングウェブの厄介なところは威力でもなければ、スピードでもない。

一度、相手を捕らえれば簡単に外すことが出来ない拘束能力なのだ。

ホバーを使い、床のライトニングウェブに触れないように、床に着地した瞬間にスパイダスは筒のような物を取り出し、それをルインに向けて投げる。

黒い霧のようなものが噴射して、ルインに纏わりついた。

「うっ…これは!!?」

霧は体に付着して粘り着き、関節の動きを鈍らせる。

「レプリロイド捕獲用のホールドガム…!!」

「勝つためには手段は選ばんと言ったろう。ライトニングウェブ!!」

「くっ!!」

ホールドガムで動きを鈍らせられ、ライトニングウェブに搦め捕られたルインは完全に動きを封じられる。

「止めろ!!私が相手だイレギュラー!!」

「イレギュラーだと?我々をイレギュラー扱いするか…まあ否定出来んのが悔しいがな…だが、たかがA級が元がつくとはいえ特A級に勝てると思っているのか弱虫ディザイアの坊や?」

「もう私は昔の私ではない…!!私は特A級の実力を得た!!」

サーベルをスパイダスに振るうが、スパイダスは嘲笑いながら軽々とディザイアの攻撃を回避していく。

「どうした?遠慮は要らんぞ。」

「くっ!!」

サーベルをスパイダスの脳天に目掛けて振り下ろすが、片手でサーベルを持つ腕を掴まれる。

「成る程、確かにA級にしてはパワーもスピードも悪くない。実力が特A級クラスというのも満更出鱈目ではなさそうだ。あくまで特A級の下位…そうだな、精々ペンギーゴやナウマンダークラスがいいところだろうが」

「何…!!?」

「本物の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ