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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
黒魔術-Dark Majic- Part6/悪魔を打ち破れ!
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の責任です。これ以上会長たちの手を煩わせません」
アンリエッタは、自らも共に手を繋ぎ助力しても構わないと告げるが、今回の事件は自分たちの下らない嫉妬から起こしてしまったこと。故に自らの手で始末をつけると、エリカは言った。
ルイズ、アンリエッタ、テファ、そしてキュルケはその様を見届けようと注目した。
「…いくよ。せーーの!!!」
ユウキがそう言ったと同時に、彼女たち4人は、一斉に魔法陣へ飛び込んだ。
4人が魔法陣の中に入ると同時に、トネーの握る鏡からまばゆい光が放たれ、音楽室を包み込んだ。
「きゃ!?」
視界が白く塗り潰され、ルイズたちは目を覆う。
『ガアアアアアア!?』
稲妻のようなものもほとばしった他、ビシュメルのものなのか、まるで獣の悲鳴のような声も轟いた。
閃光が消え、ルイズたちは目を開ける。
ビシュメル召喚の魔法陣とその心臓は跡形もなく消滅し、トネーたち4人は意識を失っていた。だが、倒れていたのは彼女たちだけではない。
「タバサ!」「クリス!」
ビシュメルに囚われていたクリスとタバサ、そしてトネーたちの儀式のために行方不明になっていた大勢の人質たちが教室内に転がる形で倒れていた。


「フグ!?う、グオオォ!ゲエエェェェ」
トネーらの魔法陣への飛び込みの影響は、こちらでも起きた。ビシュメルの体に稲妻が走り、まるで嘔吐でもしたかのような声を上げながら悶え苦しむ。
突然ビシュメルが怯み、自分から距離をおいてきたことに、ゼロたちはいったいどうしたのかと、その場で立ちすくむ。
「バカな…生贄共の気配が…」
ビシュメルから驚愕の声が漏れた。ゼロたちがそれぞれ、その目の奥を透視して覗き見ると、さっきまで闇の中で苦しんでいたタバサたちの姿が見えなくなっていた。
「どうやら、貴様の人柱は消えたみたいだな」
ネクサスの指摘に息を詰まらせるビシュメル。人質が消えたのなら、最早ためらう必要はなかった。
壊れに壊れた町を一望し、クリスやテファ、そしてどこかにいる愛梨や憐たちをも危険に晒したビシュメルへの怒りで、ゼロは拳を震わせる。
「卑怯な手を使って、これだけ好き勝手してくれたんだ…覚悟はできてるよな?」
ゼロは両手にゼロスラッガーを握り、ネクサスはシュトロームソードを形成、それを頭上に向けて掲げ、天に突き刺さるほどに伸ばした。
「や、やめ…」
命乞いの言葉を言おうとしたビシュメルだが、当然ウルトラマンたちは無視した。
「行くぜ!ウオオオラァ!」
左手の甲のルーン文字が青く輝き、ゼロが一瞬のうちに姿を消すと、次の瞬間ビシュメルの体にズバババ!と無数の切り傷が刻み込まれた。
「ガッ…ゴホォ!」
血飛沫と共に、一瞬の内に刻み込まれた無数の痛みにビシュメルは悶える。
「あたしからも、さっきまでのお返し、受け取りな。ハ
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