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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
黒魔術-Dark Majic- Part6/悪魔を打ち破れ!
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と、トネーとヴィリエの間で飛び交う怒号に萎縮しかけるが、トネーたちの、町やそこに住まう人々を省みない言動に、何を言ってるのか理解が追い付けていなかった。
「ふざけるのも大概になさい!あなたたちは、自分が嫌いな人間どころか、無関係のティファニアさえも、街の人々もあの悪魔の餌食にするところだったのですよ!!タバサもクリスも、あなた方の過ちを止めるために…!」
「知らない…そんなの知らない!!キュルケよ!これも全部!悪魔でも構わないわ!キュルケを消してくれるなら…」
アンリエッタからも指摘を受けてなお、自分達が悪いのにその責をすべて自分が嫌いな人間に押し付けている。何て奴等だ!トネーたちの身勝手さに怒りを抱かずにいられず、ルイズは拳を握って彼らに迫ろうとする。
しかし、キュルケがルイズに手をかざして、「あたしに言わせて」と一言だけ告げる。
「トネー…あんた、本当に馬鹿ね。あたしが一度でも、あんたたちの彼氏に『好きだから付き合って』…なんて言ったかしら?」
「な…!?」
絶句するトネー。
実はこのキュルケの言動、本当である。キュルケは確かに息を吸うように男を誘惑してしまう。が、相手にはっきりと『告白したことはない』。いずれも、適当に暇つぶし感覚で色仕掛けをしただけ。それはそれで問題だが…実際に好意をはっきり示した相手はサイトだけであった。
「そりゃ、あたしも女だから、自分が惚れた男からは一番に見られたいわ。それこそ、すべてを壊してしまいそうな恋をして見せたい。だからこそあたしは自分の女を磨き続ける。ただ、あたしは相手の一番は取る気はない。それでも男があたしになびくってことは、あんたに一番になれるだけの魅力が足りなかったってことよ」
「あんたねぇ…!」
トネーはキュルケへの敵意を強めた。
「あたしは別に恨まれてもいいわ。でも…タバサやクリスを消したあんたたちの行いまでは許す気はないわよ。加えて、ティファニアまで消そうとした。特にヴィリエ…あんたに対しては特にね」
トネーからの刺刺しい視線をものともせず、寧ろキュルケは逆に、それ以上の気迫を込めた視線をトネーたちに向けた。普段の彼女と比べると、一見落ち着いていてさらに余裕を保っているようにも取れる、
が…それは、彼女がその分だけ『本気の怒りを抱いている』ということだった。
「どんな理由かと思ったら…あんたの主張もあまりにも下らないわ。タバサから嫌がらせでも受けた訳じゃなくて、単にタバサに負けたのを認めたくないだけじゃない。馬鹿馬鹿しくて呆れるわ」
「き、貴様…」
ピクピクとこめがみが震えるヴィリエ。
「ふ、ふん。キュルケのくせに、今さら友達思いぶるわけ?」
キュルケから放たれるプレッシャーに、思わず怖気づきかけるトネーが嘲笑うように言う。
「今のあんたみたいに卑屈で卑怯な女になるよ
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