暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX4
第75話:Sky Lagoon
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レギオンは真っ二つに両断されてしまい、間を置かずに爆発した。

「………」

PXアーマーからZXアーマーに換装すると、爆散したイレギオンの残骸を見遣るルイン。

そこにある人物が姿を現した。

「ルインか…」

「カーネル。何で君がここにいるの?」

「妹のアイリスが大型のイレギュラーにさらわれてしまってな…アイリスは無事だろうか?」

「アイリスはそろそろ到着したエックスとゼロが保護しているはずだよ」

自身を落ち着かせるように深呼吸しながら言うルイン。

それを聞いたカーネルは安堵の息を吐いた。

「そうか…お前達に借りが出来てしまったな」

「あの、カーネル…ここのイレギュラーはレプリフォース…なの?」

「何だと?我々レプリフォースも急いでこの場に駆け付けたのだ。あの軍隊は断じてレプリフォースなどではない!!」

「ノットベレーは確かレプリフォースの主力だよね?それが此処にいて、街やスカイラグーンを破壊したことについてはどう説明するのかな?」

「フッ、今は否定も肯定も出来ん。少なくともここで暴れているイレギュラー達が身につけている軍装は紛れも無く我々レプリフォース軍の物…更に士官である私がこの場に姿を現した以上、傍から見ればどうあっても我々レプリフォースの仕業にしか見えないだろうな」

「………もし…潔白だと言うのなら、サーベルを捨てて司令部にまで来てカーネル…そうすれば…」

「それは出来ん。お前にも分かっているはずだ。我々軍人が武器を捨てるのは戦えなくなった時のみだと」

「それだとレプリフォース全てがイレギュラー認定を受けるんだよ!?それに…アイリスだって悲しむに決まってる!!」

「アイリスなら…理解してくれるはずだ。我々は誇りあるレプリフォースなのだからな。」

「…分からず屋……!!」

この場を去っていくカーネルに対して深い怒りを抱えながらルインはエックス達の元へ向かうのだった。
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