暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX4
第75話:Sky Lagoon
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炉を破壊した…早く脱出しないと……」

『何だと…!?』

ルインの言葉に愕然とするエックスとゼロ。

『では街の重力制御装置も…』

動力源を失った浮遊都市スカイラグーン。

それが何をもたらすかは幼い子供でさえ分かるだろう。

当然、スカイラグーンは地上に落下しこの街の住人はおろか、落下点にいる下の街の住民にまで大勢の犠牲者を出す破目になるのは確実だ。

「もう手遅れだよ…私は…私は先に脱出するから、エックスとゼロも急いでね!!」

ルインは簡易転送装置を使い、地上へと脱出する。

スカイラグーンにいる数え切れない程の人命を見捨てていく自分を呪いながら。

そして地上へと脱出したルインは火の海と化した都市を見つめる。

「…許さない…!!何の罪もない人達を……それが…あなた達のやり方かーーーーっ!!!!」

FXアーマーに換装するとチャージしたナックルバスターでノットベレーへと殴り掛かる。

怒りに満ちた表情でメガトンクラッシュとショット連射でノットベレーを殲滅していく。

パワー特化のアーマーであるFXアーマーのショットやチャージ攻撃により、ノットベレーやメカニロイドを蹴散らしながら進む。

ルインはエックスとゼロと合流せずしてイレギュラーを排除し、奥へと進むとそこにはいるはずのない存在がいた。

「…何で、君がここに……?」

目の前の光景に絶句するルイン。

若干あどけなさを残す表情と栗色の長い髪。

今更自分が彼女を見間違うはずもない。

本来ここにいるはずが…いてはいけないはずの人物がいることに愕然となる。

レプリフォース陸軍士官カーネルの妹にして同軍のオペレーター、アイリスの姿がそこにあった。

「アイリス、大丈夫!?」

「ルイン…助けに来てくれたの……?巨大なイレギュラーが突然襲ってきて…」

「巨大なイレギュラー…あいつか…!!」

憤怒の表情を浮かべ、向こうで暴れているイレギオンを睨むルイン。

「アイリス、少しだけ待ってて。エックスとゼロにメッセージ入れとくから」

エックスとゼロにアイリスを任せ、自分はイレギオンの破壊に向かう。

イレギオンはルインの姿を見つけると同時に襲い掛かって来るが、ルインはイレギオンの爪をかわすと懐に入り、ZXセイバーによる斬?を喰らわせる。

「当たれ!!」

怯むイレギオンから距離を取り、セイバーをバスターに変形させるとバスターを構えてチャージショットを胴体に叩き込む。

仰け反ったイレギオンに向かって跳躍し、とどめを刺す為にPXアーマーに換装する。

「十字…手裏剣!!!」

右腕に大型手裏剣を出現させると勢い良くイレギオンに向けて投擲した。

まともに喰らったイ
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