五話目
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はライオンクリーナーを踏みつぶそうとして襲い掛かる。
見上げるほどの巨体、四作の獣を思わせる下半身の頭の部分に人間の女性の上半身が生えたと言う異形の姿の怪物だが、
(発勁の要領と、ライオンフルボトルのボディのエネルギー弾を撃ち出せる能力)
ライオンレフトボディの能力を思い出しつつ、先日のことを再現する方法をイメージして、
「破っ!」
ゴルドライオンガントレットから撃ち出されたエネルギー弾が踏みつぶそうと向かってきていたバイザーを吹き飛ばす。
「がっ、がぁっ……」
(加減がわからないから手加減して撃ったけど、貫通力よりも吹き飛ばすって言う面に特化してるな、これは。これはこれで役に立ちそうだな)
そんな事を考えながら吸引からの殴り飛ばしのコンボを何度もバイザーへと叩き込む。
ライオンボディは協力だとは思うが、ライオンフルボトルはマシンビルダーを使うためにも使用するので、あまり変身には使えないだろう。
だが、それでも手札として使える以上は使い勝手の確認をしておいた方が良いだろうと考えてのライオンクリーナーの選択だったが、思いの外使い勝手が良い。
(ライオンフルボトル、フォームとしても使えるし、バイクの軌道にも必要。結構重要度が高いボトルだな、これは)
「貴様ぁ!」
高が人間だと言う侮りはバイザーの中から消えていた。目の前の相手は確実に始末しなければ自分の命が危ない相手。
かつての主人を殺して逃げ出して、やっと自由になれたと言うのに、目の前の訳の分からない人間に殺されたくは無い。
だが、その判断はすでに遅かった。
「これで終わりだ!」
『ボルテックフィニッシュ!』
ビルドドライバーから響き渡る電子音声。クリーナーの吸引力でバイザーを拘束し、ゴルドライオンガントレットからライオン型のエネルギー弾を放つ。
「はぐれ悪魔のバイ「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!」」
叫び声をあげながら、ライオン型のエネルギー弾に飲み込まれ、そのままバイザーは跡形も爆散する。
序でに爆発音とバイザーの断末魔の叫びで誰かの声がかき消された。
(分身とかじゃ無く、間違いなく奴の本体だな)
周囲にバイザーらしき気配は無い、そうバイザーらしき気配は、だ。間違い無く先ほどバイザーを倒した事を確信すると廃屋の出入り口へと向き直る。
「貴方は何者なのかしら?」
そんな声と共にライオンクリーナーが確認出来たのは数人の男女の姿。
それを確認すると、ビルドドライバーを外し、元の怪盗姿に戻る。
「そうだな、最近売り出し中の怪盗って所だな」
振り返りながらそう名乗った四季の前にいるのは、上級悪魔で有る赤い髪の女リアス・グレモリーを王とした彼
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