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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第73話:Counterpart
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ね」

「まあ、とにかく。あいつが関係してるのは間違いないね」

ルインが近くに落ちていた破片を拾うと全員に見せる。

「これは…!!」

「あいつの…シグマのエンブレムか…」

ゼロの口から出たその名に、アイリスの背中にも冷たいものが走った。

「アイリス、ハンターベースにこれの画像を送って詳しい解析をお願い」

「分かりました…………画像データ転送は完了しました。一応解析出来ることは出来ますが……詳しいことは帰ってからじゃないと分かりそうにないですね」

「それでいいよ。」

「とにかく、街を調査してみよう。何か分かるかもしれない。」

「ああ」

エックス、ルイン、ゼロの3人が街に向かって歩き出したので、アイリスも慌てて追い掛けた。

しばらく歩いて街に着いたエックス達は機能停止しているレプリロイド達を調べていた。

「本当に機能停止してるんだ…」

「ボディにも外傷はないな」

「やはりウィルスだろうか?」

「アイリス、どうだ?」

「駄目です。何もかも消されていて…」

「そうか…」

全員が落胆した時、ルインはある場所を見つめた。

「あれ?」

「ルイン?」

「何か、遠くで見覚えのある奴がいたような」

「もしかしてイレギュラーですか?」

「イレギュラーだと?なるほど、そいつを捕まえて調べた方が良さそうだなエックス」

「ああ、アイリス。下がっているんだ」

アイリスを庇うように3人が武器を構えた瞬間に、かつての大戦でエックス達が倒したイレギュラー達が押し寄せてきた。

「何だと!?」

「馬鹿な…俺達が倒したイレギュラーが何故活動しているんだ!?」

「来るよ!!」

ゼロとエックス、ルインはそれぞれの武器を構えてイレギュラーを迎撃する。

幸いにして大して強力なイレギュラーはおらず、あまり時間をかけずに殲滅出来た。

「全くどうなってるの?倒したはずのイレギュラーが復活するなんて…こいつらはシグマお得意のデッドコピーでもなさそうだし…」

「とにかく、こいつらを回収して解析してみるしかないだろう」

ゼロは斬り伏せたイレギュラーを見遣りながら言う。

「うん、そうだね。イレギュラーの残骸を調べれば何か分かるかもしれないしね」

「そうですね、解析してみればきっと色々分かると思います。でも本格的な解析が必要なので、本部に戻ってからでないと出来ません……」

「それじゃあ一度ハンターベースに戻ろう」

「そうだね。これ以上ここにいても何も見つかりそうにないし、ソニアもお腹空かせてるだろうしね。」

エックスが提案すると、ルインも賛同した。

「アイリスはどうだ?」

「はい、私
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