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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第71話:Genius
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た。
「エイリア、前に君に渡した資料なんだが…」
落ち着いた声。
紫のアーマーと切れ長の紫色の瞳。
そして最も特徴的なのは、白衣。
知的な雰囲気を漂わせる初めて見るレプリロイドにルインは首を傾げた。
「あら?ゲイトじゃない。どうしたの?」
「ああ、前に渡した研究の資料を返して欲しくてね。それで彼女は?」
「彼女はルイン。イレギュラーハンターで第17番精鋭部隊に所属している特A級ハンターよ」
「あ、後、第17精鋭部隊の副隊長をやってます」
「特A級ハンターだって?あのエックスとゼロと同じか、女性型だというのに凄いな」
「ああ、思い出した。ゲイトってこの研究所きっての天才科学者だって聞いてるよ。」
確か噂で聞いたことがある。
ドップラーをも上回る才能を持ち、ライト博士の再来ではないかと言われているほどのレプリロイドだ。
「天才科学者だなんて大袈裟だよ。まだまだ僕は未熟者さ。君の戦闘スタイルは?噂を聞けばエックスとゼロはバスターとセイバーだろ?」
「あ、エックスが使っていたセイバーは私が使っていた物なの。今は返してもらっていて、私の武器はZXセイバーとZXバスター。変形させることでセイバーとバスターに切り替えて遠近両方に対応出来る仕組みなの。どちらもチャージ可能なんだ」
「へえ、このサイズでチャージ機能までついているのか…セイバーにチャージ機能を付加させることで更なる攻撃力の強化を図ったのか…」
興味深そうにルインの武器を見つめるゲイト。
「うーん、良く分かんないけど多分。」
「そう言えばルイン。あなたの隣にいる物体はなんなの?」
ルインの隣に浮かぶソニアを見つめながら言うエイリアにルインはムッとなる。
「物体じゃないよ。この子はサイバーエルフ。プログラムが実体化した生き物なの」
「プログラムが実体化した生物?信じられないが凄いエネルギーを発している…こんな小さな身体のどこにこんなエネルギーを秘めているんだ…実に興味深いね……」
ゲイトの興味がソニアに向けられ、怖くなったのかソニアはルインの後ろに隠れた。
「一応言っとくけど、この子を調べたいとか駄目だからね」
「なっ!?…くっ、頼む前に釘を刺されたか」
「けど、ルインの体も解析不能な部分も多いのよ。あのケイン博士ですら解析出来ない部分が沢山あるんですって」
「そうなのか…」
「それにしてもあなたはまた新しいプログラムを組んだんですって?あなたの組んだプログラム。私では解析出来ないわ」
「へえ、そんなに凄いんだ。」
プログラムを見せてもらうが、エイリアでも解析出来ないプログラムをルインが分かるわけがない。
しかし親友の解析能力を知っ
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