暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第69話:Golden
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
から砲撃を放って相殺しようとするが、クロスチャージショットとダブルチャージショットの合体攻撃に掻き消される。

「な、何…!?ぬあああああ!!!」

光弾をまともに喰らったシグマが悲鳴を上げた。

「やった!!」

「ああ、流石のシグマもこれなら…」

クロスチャージショットとダブルチャージショットの合体攻撃をまともに浴びたのだ。

如何にシグマの今のボディが頑強でも一溜まりもないはずだ。

エックスとルインがバスターを下ろした時であった。

「ぬううう…!!今の一撃は危なかったが……耐えきったぞ!!」

瓦礫を吹き飛ばして現れたのは多少のダメージは受けたようだが、まだ健在のシグマである。

「なっ!?」

「嘘、あの攻撃に耐えきったの!?」

「消し飛べ!エックス!!ルイン!!」

再びシグマはバスターを構えると再び2人に向けて砲撃を放つ。

しかも今度は2つのバスター同時に放っており、シグマ版のダブルチャージと言ったところか。

エックス「くっ!!」

あまりの規模に避けられないと感じたエックスはディフェンスシールドを展開し、ルインとPXアーマーに換装するとバリアを展開した。

しかし、あまりの出力に二重のバリアも簡単に破られてしまい、エックスはルインを突き飛ばして離脱させるとそれをまともに喰らってしまう。

「エックス!?」

ルインの声が遠く聞こえ、エックスは自分の体がバラバラになっていくのを感じた。

「(体が崩れる…俺はここまでなのか…ルインが目覚めて…ようやくあの時のように笑いあえると思っていたのに…ドップラー博士やケイン博士もこれからなのに…嫌だ…!!まだ、終わりたくない…!!)」

『エックス、そうだ。諦めるでない』

「(ライト博士…?)」

『ここでお前が負ければシグマによって永遠に平和が失われてしまう。だから諦めないで欲しい』

「(しかし、俺はもう…)」

体を失いかけている自分にはどうしようもないとエックスは諦めかけていた。

『エックス、あれを見よ』

「(え…?)」

ライトが指差した方向には産声を上げる人間の赤ん坊の姿とそれをあやす母親の姿があった。

他にも元気に大地を駆け回る動物達の姿や今までの事件で関わった人々やレプリロイド達の祈る姿が映っていた。

そしてゼロ達の姿も。

「(こ、これは…?)」

『お主と出会い、そして救われてきた者達じゃよ。争いが起こり、死んでいった者達の数は確かに少なくはないのかもしれない。じゃが、お主の力で救われた者も数多く存在するのじゃ…エックスよ諦めずに立ち上がるのじゃ…シグマを打ち倒し、今を生きる人々とレプリロイドに明るい未来を…!!』

「(ライト博士……
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ