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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第67話:VAVA Mk-II
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ぶつけながら引き摺っていく。
「俺の…本当の武器はぁ!!俺の中に巣食う“鬼”そのものよ!!」
そして前にある塔の壁を破壊し、ルインを部屋の壁に投げ飛ばし、そして塔から離脱すると火炎を最大出力で放って塔を燃やす。
「所詮は生温い場所から戻ってきた奴、地獄を掻い潜ってきた“鬼”には敵わん!!………むっ!?」
VAVAが燃え盛る塔を見つめていたが、突如大規模の地響きと共に巨大な火柱が塔から立ち上ぼり、塔は一瞬で灰と化した。
VAVAは煙がまだ晴れていない中、塔があった場所に移動する。
「何が起こった?凄まじい高熱…FXアーマーのグラウンドブレイクか?それにしては威力があまりにも違い過ぎる……っ!?」
悪寒を感じたVAVAが咄嗟に屈むが、右肩にメガトンクラッシュを叩き込まれる。
あまりの威力に右肩が吹き飛ばされそうになり、VAVAは衝撃に逆らわずに吹き飛ばされることで何とか右肩を失わずに済んだ。
「チッ、右肩の武装がイカれたか…」
「どう?さっきのお返しだよ」
脱臼のような状態の右肩を強引に元に戻すと、ルインを睨みながら笑う。
「ククク…さっきの発言は撤回する。やはりお前との戦闘は楽しいな、お前は普通では考えられないような戦い方をするため、他の奴との戦闘では味わえないスリルがある!!」
「それはどうも!!……さて、そろそろ新能力に体が馴染んで来たし…私も全力で行くよVAVA!!オーバードライブ!!」
FXアーマーを維持した状態でルインは新能力のオーバードライブを発動し、戦闘力が上昇する。
「力が倍にまで膨れ上がった…!?……ククククク…そうでなくては面白くない!!さあ、俺を楽しませてみろルイン!!」
再び火力の応酬が始まる。
オーバードライブで強化された力は凄まじく、ナックルバスターの通常ショットの一発一発がメガトンクラッシュの火炎弾に匹敵する威力でVAVAに着実にダメージを与えていく。
「これで終わりだよVAVA!!」
「ク…クク…まだだ…この一撃で砕いてやる!!」
武装を全て失ったVAVAはルインに殴り掛かる。
ルインはXアーマーに換装し、予めチャージしていたバスターをVAVAに向けた。
「ダブルチャージショット!!」
バスターから放たれた二発のチャージショットはVAVAを飲み込み、破壊した。
ルインはVAVAの残骸を見遣ると、動力室に向かうのであった。
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