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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第67話:VAVA Mk-II
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うに置かれている見覚えのあるカプセルにはライト博士のホログラムがあった。

『急いでいるところを呼び止めて申し訳ない。だが、この城にいる敵を相手にするのは今の状態ではとても危険じゃ!!少しでも君の力になれるように君の力を解放する。このカプセルに入れば、君の戦闘力を2倍にするオーバードライブが扱えるようになる。ただし、オーバードライブは使用時間が切れたり、ダメージを受けると解除されてしまうから気をつけるのじゃぞ。』

「は、はい。ありがとうございます」

ルインがライトに礼を言うと、ライトは優しい笑みを浮かべると口を開いた。

『君はエックスを救ってくれたんじゃ、これくらい当然じゃよ…どうかこれからもエックスと共に頑張って欲しい』

「勿論です!!」

ルインはカプセルに入って、新能力・オーバードライブを会得した。

ライト博士に頭を下げた後、再び地下を目指す。

そして地下にある部屋をいくつか探して1枚のプログラムチップを発見した。

「後は動力炉を…」

研究室を出た直後、ピアノの音が聞こえてきた。

「こんな所で…ピアノ?」

ピアノの音がする場所に向かい、扉を開くとそこには…。

「久しぶりに弾いてみたが、意外に弾けるものだな…どうだルイン?お前の復帰祝いを兼ねた再び冥土へと旅立つお前へ贈るレクイエムは?」

「嘘…!?VAVA!?」

立ち上がったピアノの演奏者は何と最初のシグマの反乱でエックスに破壊されたはずのVAVAであった。

「久しぶりだな、ルイン。まさかこの戦いでお前まで蘇るとはな…前の戦いで蘇ったゼロと言い、お前と言い…どうやら俺達は奇妙な縁でもあるようだな」

「生きていたんだねVAVA」

「シグマの部下共が俺の残骸を回収していたらしい。そしてドップラーの手によって蘇った…さて、再会の会話はこれくらいでいいだろう。楽しい命のやり取りの後に立っているのは、お前以上の“死”と言う地獄を掻い潜ってきた真の“鬼”のこの俺だ!!」

「………はああああ!!」

即座にチャージしたZXバスターを構えてVAVAに向けてチャージショットを放つ。

VAVAは背中のシールドを構えてチャージショットを防ぐと、部屋から飛び出し、ルインもXアーマーに換装してVAVAを追い掛けると互いに火力にものを言わせた射撃戦を繰り広げる。

「だああああっ!!」

ルインがXバスターを構えてショットを連射し、VAVAも対抗して右肩のキャノン砲から火炎を放つ。

「ククク…ドップラーの繰り出した雑魚との戦いで完全に慣らしを終わらせたようだな、中々良い攻撃だ。しかしそのアーマーは新しい物のようだが、とうとうエックスの真似事か?」

「地獄から蘇った君と戦うのに相応しい力だと思う
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