暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第66話:Understanding
[4/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
も一緒に助かる!お得この上なしじゃ」
立ち上がり、明るい笑顔と共に言われた言葉にドップラーは目を見開く。
「わしも……一緒に……」
「特殊武器はエネルギー切れか!!バスターだけでも凌いでみせる!!」
「私だってまだまだやれるよ!!」
エックスとルインがそれぞれのバスターでショットを連射しながらメカニロイドを破壊していく。
2人がバスターのチャージをしようとした時、メカニロイドは突如停止した。
「「え?」」
「メカニロイドが止まっただと?」
「何じゃと?」
エックス達は目を見開き、メカニロイドを止めたであろうドップラーの方を見遣る。
「………」
「ドップラー…」
ドップラーは無言でパーツを外して内部を見せる。
「中の赤い線だ………」
「え?」
「早く切れ…」
ケインはドップラーの言う通りに赤い配線を切った。
「そうだ……それでいい…もう、ジーロン弾は作動しない……」
そのドップラーの言葉が全員の耳に入り、エックス達は思わず顔を見合わせた。
ジーロン弾の作動が無くなったことで全員が安堵し、エックスはドップラーに歩み寄る。
「………ドップラー……博士……」
「わしのことを…まだ博士……と呼んでくれるのか……わしを………こんな………わしを……」
「まだ立ってはいかんぞい!!」
立ち上がるドップラーを止めようとするケインだが、ドップラーはエックス達の方を向いて口を開いた。
「わしは…わしは生き残って良いのか?人類を苦しめ、同胞を利用して………そして友を悲しませたこのわしが……そんなわしが……やり直すために生き残って良いのか………?」
「………それは……あなたが自分の“心”に従って決めることだ」
「自分の“心”!!そうだな……わしが決めることだな……」
微笑みを浮かべたドップラーに全員が安堵した。
今まで倒してきたイレギュラー達を考えれば、完全にとはいかないが、ハッピーエンドと呼べるだろう。
「後はシグマのボディを破壊すれば全て終わりだね」
そう言った直後、地面が大きく揺れて、突風が起きた。
「何だ!?この地鳴りと突風は?」
「おい、ドップラー。これは何だ!?」
「いや!わしも何が起きたか……」
ドップラーでさえ分からない事態はまだ続き、次は周囲の塔が飛んで行く。
「見てみい!!塔が飛んで行くぞい!!何じゃあ!!……塔が……合体しちょるぞ!!」
塔が一ヶ所に集まり、合体して1つの禍々しい外観の建造物に姿を変えた。
「これが…シグマの城!!」
「うああああ!!」
その時、背後からケインの悲鳴が聞こえてエックス達が振り返る。
「爺!
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ