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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第64話:Perfect Rebirth
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ゼント。サンタさんとして良い子のエックスにプレゼントを持ってきたのさ!!」
「ほう、特A級自らとはそれはご苦労!私にもプレゼントはあるのかな?」
ビームサーベルを抜いて油断なくルインを見据えるヴァジュリーラFFにルインも不敵な笑みを浮かべた。
「あはは、馬鹿言わないで。サンタさんのプレゼントは良い子限定!!」
「人を選ぶとは冷たいサンタさんだ!!」
LXアーマーに換装したルインがハルバードを振るい、ヴァジュリーラFFはサーベルで受け止める。
「リーチの長い武器で間合いを保ちながら戦うつもりか。悪くない考えだ」
ルインのハルバードによる斬撃を捌きながらヴァジュリーラFFはルインを見つめる。
「顔色が良くない、それに動きもぎこちない。どうやら復活して間もないようだな…そんな状態で此処に来るとは…我々も随分と舐められたものだな」
「まさか、私の仕事は良い子へのクリスマスプレゼント。あなたを倒すのが私の目的じゃない」
それだけ言うとヴァジュリーラFFを弾き飛ばしてエックスの元に駆ける。
「させん!!」
盾からビームを放ち、ルインを撃ち抜こうとするがルインもそれを予想しており、PXアーマーに換装し、チャージすることでバリアを張ってそれを防いだ。
「チッ、バリアとは無駄に芸がある奴だ!!だが、私に時間をかけ過ぎたな!!もう間に合わんぞ!!」
「間に合わせる!届けるんだ!みんなの想いを!!」
エックスに向かってデータを投げるルイン。
そのデータは吸い込まれるかのようにエックスに。
そしてドリルの先端がエックスに触れ、エックスの体が煙に覆われた。
「メぇぇぇ〜〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ」
辺りにヴァジュリーラFFの狂笑が響き渡るが、ルインの表情には笑みが浮かんでいた。
「君達の負けだね」
「んふ?…!!ゼロが無事だとーーーつ!?」
何故かドリルの先端が無くなっているため、ゼロは生きていた。
「エックス、後はお願いして良いかな?」
「勿論だよ、色々話したいことがあるけど…まずは…」
新たなる強化アーマーであるサードアーマーを身に纏いながら、ヴァジュリーラFFを見据えるエックスの両腕に高密度のエネルギーが収束していく。
「ヴァジュリーラ、まずはお前からだ!!クロスチャージショット!!」
両腕のバスターから放たれたチャージショットが1つとなってヴァジュリーラFFに迫る。
「なっ!?う、うわああああ!!?」
クロスチャージショットを受けたヴァジュリーラFFの悲鳴が響き渡った。
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