暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第63話:Rebirth
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神の説明に疑問符を浮かべるルイン。

それを見て、ライト博士は頭を抱えそうになる。

「女神殿、もう少し真面目に説明して頂けませんかな…?ドップラーと呼ばれるレプリロイドが造り出した戦闘型レプリロイドのナイトメアポリスのヴァジュリーラFFとマンダレーラBBにエックスとゼロが敗れ、今から約10時間後にエックス達が処刑されてしまうのじゃ」

「な、何ですって!?エックス達が負けて処刑される!?」

「私達が君の元に来たのはそういう訳なの、君の魂はまだ完全に回復仕切っていないけど、このままだと2人が死んでしまう。病み上がりで回復仕切っていない君を戦場に送り返すのは心苦しいんだけどね…」

女神の言葉にルインは力強い目で女神を見つめながら口を開く。

「全然へっちゃらです。エックス達は私が死んだ後も滅茶苦茶頑張ったんですよ?私だって頑張らないとエックス達に申し訳ないです」

「ルイン…ありがとう…エックスを…私の息子を頼んだよ…」

「任せて下さい!!」

「そうそう、ルインちゃんにもう1つプレゼントがあるんだよ」

女神はルインに手を翳すと、ルインの体が蒼い光に包まれる。

「これは…?」

「病み上がりの君を送り出す訳だし…せめてこれくらいはね。新しいアーマーを与えるよ。エックス君の力を持つアーマー…Xアーマーをね」

光が消えるとルインはまるでエックスを彷彿とさせる蒼いアーマーを纏っていた。

「Xアーマー…ですか」

「基本的な運用法はZXアーマーと変わらないよ、でも武器はXバスターのみ、このアーマーの最大の特徴はダブルチャージ!!フルチャージショットを二発放てるようになるの、エックス君が使っていたセカンドアーマーのアームパーツの欠点である地面では接地していないと発射出来ないのを解消した優れもの!!最後のアーマーのOXアーマーはお楽しみってことで」

「そ、そうですか…」

「では、ルイン。今は一刻を争う。急ごう」

「はい!!」

ルインはライト博士と共に現実の世界に向かい、残された女神は現実の世界を見守りながら呟いた。

「それにしても意外だね、まさか漫画版要素が此処まで濃く出るなんて…まあ、ルインちゃんがいる時点でどうなるか分かんないしね…どうか、この世界に生きる子供達に幸多からんことを…」

普段のおちゃらけた雰囲気は消え、祈るように呟く彼女は正に女神であった。

しばらくして、ルインのメンテナンスベッドの隣に青い光が現れた。

「わしが女神殿の力で現世にいられるのは僅かな間だけじゃ…ルイン、目覚めるのじゃ…」

ライト博士から放たれた光がルインを包み込み、内部の機構を変えていく。

すう、と感じる重力と、体の隅々まで染み渡る感覚。
外界の情報が津波
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