第七千六百四十八話 今は昔
[8]前話 [2]次話
第七千六百四十八話 今は昔
西宮、難波、藤井寺と回ってです。イタリアは一緒に回ったドイツに寂しいお顔になってそのうえで言いました。
「もう何処もね」
「球場がなくなってな」
「チームの記憶もなくなったね」
「そうだな、寂しい限りだ」
「昔はそれぞれの鉄道で帰れって言ってたんだよね」
「相手のチームが負けるとな」
昭和のお話です。
「そう言っていたらしいな」
「パリーグの風物詩だったらしいけれど」
「今は本当にだ」
「昔の話だね」
「幸いホークスは身売り先がよかった様だが」
今は福岡に本拠地があります。
「しかしな」
「三つの球場が全部なくなったし」
「全ては過去の歴史になっている」
「そのことが俺もよくわかったよ」
「今当時の経営で残っているのは宝塚と百貨店、ホテル等か」
「そういうのは残って欲しいね」
せめてと思うイタリアでした、三つの休場は最早昭和の遥か彼方の記憶になってしまっているので。
第七千六百四十八話 完
２０１９・３・１８
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除