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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica35-Bエレミアの手記〜She's Memory2〜
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「「イスズ准将!」」

同じようにお手洗いへ続く通路の入り口で鉢合わせたのは1人の女性。ヴィヴィオさんが「情報部の部長のミュー・イスズ准将です」と耳打ちで教えてくれました。イスズ准将も無限書庫の常連らしく、ヴィヴィオさん達は一般開放区画でよくお話するようです。

「今日はお友達と一緒なのね」

「はい。なのはママとフェイトママやはやてさん、それにインターミドルの上位選手たちと一緒です」

「そうなの〜」

「ヴィヴィオ、アインハルト。私は外で待っているから」

アインスさんはお手洗いの入り口で待機するようです。私とヴィヴィオさんとアリシアさん、それにイスズ准将は、用を済ませるためにそれぞれ個室へと入りました。そして下着を下ろして座ろうとしたその瞬間・・・

「・・・っ!?」

嫌な予感というものが私を襲った。そう、去年の文化祭の時の拉致未遂に感じたあれ・・・。

(まさか・・・!)

アインスさんやアリシアさんがいらっしゃるとはいえ、私は直感に従ってドアを蹴破るかのごとく勢いよく開ける。個室から出たと同時、私が入っていた個室を塞ぐように半透明の壁が展開されました。それだけでなく全ての個室の扉と、お手洗いと通路を隔てる入り口にもバリアが張られた。アインスさんが入り口のバリアを壊そうと殴っていました。

「ヴィヴィオさん!? アリシアさん!」

大隊の女性メンバーとしての共通セーラー服を着た女性が、ぐったりしているヴィヴィオさんを抱え上げて、指からプロミスリングを外しているところに遭遇。

「あら? 閉じ込めるのに失敗してしまいましたか。偶然・・・ではないのでしょうね。聖王の危機に、覇王としての直感か本能か、どちらにしろ反応したのですね」

私が閉じ込められる前に個室から出てきたことに驚く女性。私の頭は一瞬で沸騰して、愛機である「ティオ!」と呼び掛けますが、預けていたことを思い出す。

「(ですがティオが居なくても・・・!)武装け――」

「ダメ、アインハルト! 私たちじゃ相手にならない! 下手に歯向かったら殺される・・・! あいつ、エグリゴリの1人なの・・・!」

「えっ! この女性が・・・!」

“エグリゴリ”に銃口を向けているアリシアさんが教えてくれました。オーディンさんやグラオベン・オルデンの皆さんを殺した、あの“エグリゴリ”の1人・・・。それでも「ヴィヴィオさんが!」捕まってしまっている以上、このままではいけない。改めて「武装形態!」と成長した姿に加え防護服へと変身する。

「ヴィヴィオさんを・・・離せ!」

床を蹴って“エグリゴリ”へと向かおうとしましたが、“エグリゴリ”が空いている左手をフッと振るうと、「うぐっ・・・!」強烈な突風が吹き、私とアリシアさんは壁に叩き付けら
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