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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica35-Bエレミアの手記〜She's Memory2〜
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ころに飲食街があるから、店を見て回ってから決める?」

アリシアさんからの提案に私たちは賛成し、どの店で昼食にするかはその店を見てからということに。そのために無限書庫を出る・・・前に、「じゃあその前にエレミアの手記のデータ、借りてくるよ」とフォルセティさんが受付カウンターへと歩き出しました。

「あ、私も一緒に行くよ!」

「ううん、ヴィヴィオはなのはさん達と一緒に居ていいよ♪ 借りるくらいそんなに手間要らないし」

「待って、フォルセティ君。私も行く!」

「うん、じゃあ一緒に行こうか、コロナ!」

コロナさんもフォルセティさんに続いて受付カウンターへと向かいました。ヴィヴィオさんが少しばかり落ち込んでいるように見えます。なのはさんがそんなヴィヴィオさんの頭を優しく撫で、「待つ間、自由時間にしようか」と私たちを見ました。

「で、では少し見て回ってきます!」

エルスさんが真っ先に一般開放区画に並ぶ書棚へ。続いて「では私も」とヴィクターさん、それに番長さんも「んじゃオレも、局員採用試験の本でも探すかな」離れて行きました。ルーテシアさんやリヴィアさん、ミカヤさんも思い思いに近くの書棚へと向かうのを見送っていると、ヴィヴィオさんのデバイスであるうさぎのマスコット・“セイクリッドハート”――“クリス”さんがわたわたと手を振りました。

「どうしたのクリス? メール?」

ヴィヴィオさんがメールを確認しようとしたところ、「誰から?」とアリシアさんが尋ねました。

「え? あ、うん、シャルさんから。エレミアの手記は見つかった〜?って♪ クリス、音声入力。手記は無事に見つけることが出来ました。あと、ファビアさんとも和解できました。・・・以上」

わたわたと手足を振るってメールの送信を終えたことを示す“クリス”さんの様子にヴィヴィオさんは頷いた後、「ちょっとお手洗いに行ってきます」ヴィヴィオさんが、お手洗いの案内板を指差しました。

「ついでに私も〜♪」

アリシアさんもヴィヴィオさんに続いて、「なら私も」とご一緒することにしました。お手洗いということで“ティオ”と“クリス”さんをなのはさん達へ預けますと、「私も付き合おう」アインスさんが続きました。アインスさんはヴィヴィオさんの護衛ですから。

「なのは、フェイト。フォルセティ達の方を頼む」

「あ、うん!」

「アインスも、ヴィヴィオのことお願いね!」

「ああ、任された」

私とアインスさんはヴィヴィオさんとアリシアさんに追い付き、一般開放区画の奥にあるお手洗いへと向かう。お手洗いへと続く細い通路に入ろうかというところで、「あ」と、アリシアさんとアインスさんが足を止めて敬礼しました。

「あら? アリシア執務官補、アインス補佐」


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