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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百十九話 自由惑星同盟の力は底知れません。
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たりで撃沈される勢いだ。バイエルラインはたまらずに後退の指令を下したが、愕然となった。敵との距離が一向に開かないのだ。
「砲撃の手を緩めるな!!このままでは敵に直撃されるぞ!!」
叱咤するバイエルラインを迫ってくる敵の相対左側面に大輪の花が咲いた。数千隻の艦隊が敵の側面を突き、かき乱していく。
『バイエルライン、無事か!?』
「ドロイゼンか!!」
『遅くなった。こんなところですし詰めにされてたまるか!おい、手を貸せ。二人で協力してこいつらを追っ払うとしよう。・・・・なんだ!?貴様らはッ!!』
ドロイゼンが急に怒鳴り声を上げたのは、彼から見て相対前、バイエルライン艦隊からみて相対右方向から突如として猛速度で突っ込んできた艦隊があったからだ。自由惑星同盟は3方向から挟撃されることとなり、大混乱に陥ったが、バイエルライン、ドロイゼンの両名はそれよりも新手の侵入者に対して神経をとがらせていた。
『何だとは何だ!?』
『名を言え、名を!!どこの所属だッ!?この宙域はミッターマイヤー閣下が責務を負っておられる場所で有るぞ!!』
『黙れッ!!我々はキルヒアイス閣下に指示され、援軍としてやってきたのだ!!』
「その声はクナップシュタインかッ!?」
バイエルラインが叫んだ。それを聞いたドロイゼンもディスプレイ上で嫌そうに顔をしかめている。
ミッターマイヤー四天王、ジンツァー、ドロイゼン、バイエルライン、ディッケル等の諸提督の中で、ドロイゼン、バイエルラインは特に仲がいい。そのため、将来ロイエンタール、ミッターマイヤーの双璧の後継者と目されていた。他方、クナップシュタイン、グリルパルツァーと言った若手提督も台頭してきており、諸提督の中でもこれらの提督の間で功名争いが内心激化していることをイルーナは憂いていた。もちろん、ラインハルト、キルヒアイス、ロイエンタール、ミッターマイヤーら主要提督はこのことを知っている。知っていてなお手を出さなかったのは、これら若手の争いが一種の発奮剤となることを狙ってのことだった。
同じ頃、バイエルラインらが指揮を執る宙域を、仮に東部戦線と呼称するならば、同じくディッケル、そしてジンツァーの指揮する艦隊が固める西部戦線においても同様の事態が起こっていた。
『どけえッ!!どけと言っておるだろうが!!』
「なっ、何を言うのだ!?ここは我々が守備する宙域!!ミッターマイヤー閣下の御命令によって守備しているのだ!!」
『黙れッ!!我々はロイエンタール閣下の御命により、援軍に参ったのだ。貴様らがいつまでたっても敵を排除出来んから、こうしてきてやったというのに!!』
「バルトハウザーかッ!?・・・ええい、忌々しいッ!!」
日頃温厚なディッケルも思わずジンツァーに舌打ちを漏らすほどいきり
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