第四十三幕:たいせつななつの虹
[10/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ジタルアルバムだから、動画を埋め込むのは無理なんじゃないかな」
心桜「そうなんだ」
時崎「あ、でも方法はあるかも!?」
心桜「?」
時崎「ちょっと、マイパット貸してくれる?」
心桜「どぞー」
俺は、試しに高月さんの即興演奏を録画した動画のアドレスをコード化し、そのコード画像を写真の隅に配置した。
時崎「これで、どうかな?」
心桜「これって、商品とかに良くある値段を読み取ったりするヤツみたいだけど?」
時崎「そう。これを、マイパッドのカメラで読み込ませると・・・って、マイパッドがひとつしかないから、今は確認できないけど」
笹夜「私の携帯端末でも大丈夫かしら?」
時崎「保存先が同じなら大丈夫だと思う」
笹夜「はい。保存先は変えてませんので・・・えっと・・・」
高月さんは、マイパッドに映し出されているコード画像に携帯端末をかざす。
笹夜「まあ♪」
あの時のピアノ演奏が、高月さんの携帯端末から蘇る。
心桜「おおっ! さすがお兄さん! 凄い!」
時崎「天美さんのアイディアのおかげだよ!」
七夏「映像も見れるアルバム、きっとお母さんも喜んでくれます!」
時崎「よし! じゃ、他にも映像として残っている思い出をコード化してゆくよ」
心桜「うんうん!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
動画は大きな保存容量を必要とする為、そんなに多くは撮っていなかったから、残っている動画はとりあえずコード化してゆく。
心桜「・・・って、これを映像化しますか?」
時崎「容量を必要とする関係で、あまり映像は撮ってないから、これは貴重な映像だよ?」
コメツキ虫にタックルをお見舞いされた天美さんの映像。今思うと凄く懐かしく可笑しい。
笹夜「まあ♪ どんな映像なのかしら♪」
七夏「えっと・・・」
心桜「さ、笹夜先輩!」
高月さんは、先ほどと同じように携帯端末をコード画像にかざしたけど、その映像は送っていないから見れないはず。
笹夜「あら? 映像が見つからないと表示されます」
心桜「いや〜見つからなくて残念です!」
七夏「ここちゃー・・・もう!」
時崎「あ、俺の携帯端末を使えばいいのか!」
心桜「お、お兄さん、いいってばっ!」
時崎「いやいや、このコードが正しく読めるかの確認は必要でしょ!?」
心桜「うっ!」
時崎「おっ! これこれ!」
笹夜「まあ! 心桜さん!?」
心桜「コイツ、まだ生きてんのかな?」
時崎「どうだろうね」
心桜「あたしと再会するまで生き続けるんだぞー!」
時崎「はは・・・天美さんらしいね」
笹夜「楽しいアルバムになりました♪」
心桜「そう言えば、つっちゃーさ」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「つっちゃー沢山映ってるけど、その浴衣が多いよね
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ