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翠碧色の虹
第四十三幕:たいせつななつの虹
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心桜「どれどれ? おおっ!」
笹夜「まあ♪ 素敵です♪」
七夏「え!? わぁ☆」
心桜「イメージは良いのだけど、合成した感が凄くあるね〜」
時崎「あ、やっぱり・・・ダメかな?」
笹夜「七夏ちゃんは、どのようにしてこの場所に来られたのかしら?」
時崎「え!?」
心桜「さすが笹夜先輩! それなんですよ! 池に大きな岩があるけど、どうやってここに、つっちゃーが来れたのか、その理由が分からないと合成感が取れない」
時崎「なるほど・・・いいなと思った背景なんだけど」
心桜「背景は悪くない」
笹夜「花火も綺麗です♪」
七夏「えっと、岩の奥に飛び石があって、そこからこの場所へ辿り着きました☆」
時崎&心桜&笹夜「・・・・・」
七夏「ど、どうかな?」
時崎「七夏ちゃん、凄い!」
心桜「つっちゃー、それ採用!」
笹夜「七夏ちゃん、参りました♪」
時崎「七夏ちゃん、よく思い付いたね! ありがとう!」
七夏「くすっ☆ せっかく柚樹さんが綺麗に合わせてくれたから、頑張って考えました☆」
心桜「つっちゃーには、時々驚かされるよ! んじゃ、これはそういう事で!」
時崎「了解! もう少し、自然な状態になるように調整してみるよ!」
心桜「うんうん!」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

時崎「これで、いいかな?」
心桜「お兄さん、お疲れ! 終わった?」
時崎「ああ! みんなのおかげで、良いアルバムになったと思う! ありがとう!」
心桜「いえいえ! 良かったね☆ つっちゃー!」
七夏「・・・・・」
笹夜「七夏ちゃん?」
七夏「アルバム、完成しちゃったら、柚樹さん・・・」
時崎「七夏ちゃん・・・」

高月さんが話していた「七夏ちゃんが以前から時々落としていた影」・・・今まで見えなかったその影が、今、はっきりと俺には見えた。

七夏「柚樹さん・・・いつ・・・ですか?」

七夏ちゃんにこの街を発つ日を告げるなら、今しかないだろう。

時崎「あと、3日くらい・・・かな?」
七夏「3日・・・」
笹夜「七夏ちゃん・・・」
心桜「つっちゃー! まだ3日もあるっ! しんみりするなら、その時にしなよ!」
七夏「え!?」
心桜「お兄さんが、今の今まで話さなかったの、なんでかつっちゃーなら分かるよね!?」
笹夜「心桜さん・・・」
七夏「は、はい☆ 私・・・ごめんなさいです☆」
時崎「天美さん、七夏ちゃん・・・ありがとう!」
心桜「ま、お兄さんの見送りは、つっちゃーに任せるよ!」
笹夜「心桜さん? 時崎さんのお見送りはされないのかしら?」
心桜「まあ、あたしも色々とあるからね! 笹夜先輩は?」
笹夜「私も、3日後・・・その日は少し難しいかしら? すみません」
時崎「天美さん、高月さん、
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