暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第61話:Revenge
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…こいつは確か…」

「そう!!俺は兄貴と違って機動性能は低いがそれを補って有り余るパワーとブラックホールを操る力があるんだ!!」

放たれたバグホールのブラックホールは着弾地点の物質を吸収して消滅する。

「く…っ!!」

「俺がハンター時代に能力の使用をマンドリラー以上に制限が課せられていた理由を思い出したか?それからバグホールにはこういう使い方もあるんだ」

複数のバグホールを展開し、そこに勢い良く腕を突き出すと…。

「ぐあっ!?」

突如、何もない空間からビートブードの腕が飛び出してエックスの横面に突き刺さる。

「バグホールは空間同士を繋ぐワープホールを作り出すことが出来る。さっきのように遠距離から対象を殴り飛ばすことも出来るのさ!!うおおおおおっ!!!」

ビートブードが連続でワープホールに拳を振るい、エックスを遠距離からあらゆる角度で何度も殴り付ける。

「ぐああああ…!!(つ、強い…能力が使える状態ならハンター最強格の1人かもしれない…!!)」

「どうしたエックス!?このまま殴られて終わりか!?俺の知ってるお前はそんなんじゃなかったぜ!!」

「っ!!まだまだ!!」

ビートブードの拳がワープホールを経由して飛び出すには僅かなタイムラグがある。

何とか攻撃を耐えてダッシュでビートブードに接近しようとする。

「(ビートブードはパワー型のレプリロイドで機動力はそんなに高くない…だからこうやって距離を詰めれば)」

「かわせないと思ったら大間違いだ」

足元にワープホールを出現させて別の場所に移動するとエックスに小型のバグホールを連射する。

「っ!!」

「さあ!!このブラックホールの弾幕をどうかわす!?」

一発でも当たれば当たった部位が持っていかれる為にエックスはそれを必死にかわす。

「(これを受けるわけにはいかない。まともに受けてしまえば簡単に戦闘不能にされてしまう!!)」

「ふん、まるで独楽鼠のようだな。このまま逃げていても俺は倒せないぞ」

「(思い出せ!!バグホールの性質は闇…ビートブードの弱点…ビートブードの属性とは真逆のこれなら…!!)レイスプラッシャー!!」

タイガードの武器を選択し、バスターから光のエネルギー弾を連射する。

「何!?タイガードの武器だと!?」

光のエネルギーとブラックホールのエネルギーはほぼ同等だったのか相殺され、残りの弾はビートブードに直撃する。

しかもそのうちの一発は顔面に直撃したのか、あまりの光量にビートブードはアイカメラのダメージに耐えられずに目を押さえて悶える。

「ぐあっ!?目が!!目がああああっ!!!?」

「ビートブード!!お前をドップラーから解放してやる!!い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ