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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第61話:Revenge
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外以外でのレプリロイド再生を禁じる法律が無かったら…なんて思ったことないか?』
『あるよ…出来ることなら…みんなに生きていて欲しかった…』
『そうか…そうだよな…』
苦笑しながらビートブードはDNAデータを握り潰す。
『……良いのか?』
『良いんだ…エックスが不要なら本当に使い道がないからな…』
そうして背中を向けるビートブードにエックスは声をかけられずに静かに屋上を後にした。
「ん…夢…か…?」
エックスは目を覚ますと周囲を見渡す。
エックスは甲虫型の戦艦空母であるビッグ・ビートルにゼロと共に乗り込んだのだが、いきなりに闇に吸い込まれて意識を失って現在に至る。
「ここは…空母の中か?とにかくゼロと合流しなければならないんだが…拘束されているようだし…」
両手両足を拘束されて身動きが取れないエックスに声がかかる。
「お目覚めですかエックス隊長?」
聞こえてきた声は久しぶりに聞くものであった。
「この声は…?君はゼロが戻ってきてから行方不明になっていたビートブードじゃないか!!ゼロに何をしているんだ!?」
ゼロは拘束された状態で頭を開かれ、電子頭脳が露の状態にされていた。
電子頭脳にはコンピューターから伸びる複数のケーブルが繋がっている。
「見て分かりませんかエックス隊長?このコンピューターには兄貴の性格プログラムがインプットされているんです。俺は兄貴を復活させる…ゼロのボディを使って!!」
「クワンガーの復活だと…?それをゼロのボディで!?止めろビートブード!!そんなことをしてもクワンガーが戻ってくる訳じゃ…」
「黙れぇ!!兄貴を殺したゼロが戻ってこれて…兄貴が戻ってこれないなんてあってたまるかあっ!!ゼロが死んでいた時はまだ我慢出来た!!兄貴を殺した奴がいないなら恨んでも仕方がないって…それなのに前の戦いで何事もないかのように戻ってきて間を置かずに隊長に就任して華々しい活躍をしている…これを恨まずにいられるかあっ!!」
ゼロがカウンターハンター事件から戻ってきてからずっと抑えていた憎しみが吐き出され、エックスは思わず閉口してしまう。
「…はあ…はあ…エックス隊長…取り引きをしましょう。あんたには色々便宜を図ってもらったから、出来れば殺したくない…兄貴の復活を見逃してくれれば俺はハンターベースやシティ・アーベルには手を出さない。だが、あんたが俺と戦うのなら俺はあんたを殺してシティ・アーベルを破壊する」
「その選択肢なら答えは1つ…ビートブード…君を止めて…ゼロを助ける!!それだけだ!!」
何とか強引に拘束を破ってエックスはビートブードと相対する。
「そうか…後悔するなよエックス!!バグホール!!」
「バグホール
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