ターン6 黄金に輝く太陽の炉心
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そして通常召喚されたのは、機械の体を持つ小柄なチューナー。紫の体の背中には赤と緑のボンベを背負い、カラフルな印象を抱かせる。
「風属性モンスターであるレベル3のベイゴマックス、及びタケトンボーグに、レベル2のケミストリをチューニング。レアルの炉心に集いし風よ。声なき彼らの祈りに応え、いざ戦場の神風とならん!シンクロ召喚、レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト!」
「『ジェネクス……』」
ベイゴマックスとタケトンボーグが連なって飛び、それを包むようにケミストリが2つの光の輪となる。合計レベルは、8。
☆3+☆3+☆2=☆8
レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト 攻2400
全体的に緑色のカラーリングを施された、後部に巨大なジェット噴射器を持つ平べったい近未来的な戦闘機。先端の赤い2つの丸みを帯びた窓も相まって、鳥居にはそのデザインは全体的に昆虫のような印象を抱かせた。
「バトルフェイズ。ヴィンディカイト、カ−テン・ライザーに攻撃!ブローエネミー・スカイハイ!」
戦闘機が垂直上昇し、その上部に備え付けられた機銃から無数の弾丸を撃ちつける。カーテン・ライザーの体はすぐにその着弾による爆風にのみ込まれ、やっと煙が晴れた時には跡形もなくいなくなっていた。
レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト 攻2400→魔界劇団カーテン・ライザー 攻2200(破壊)
鳥居 LP3000→2800
「『なんということでしょう、カーテン・ライザーが無慈悲なる戦闘機による空襲によりその身を炎に焼かれてしまいました!第一幕にて立ち向かいし海の脅威に引き続き、第二幕における今明かされた敵襲の名はジェネクス!声なき鉄の兵器に対し、魔界劇団はどう立ち向かうのか!?まずは手札より、メロー・マドンナの効果を発動!私のペンデュラムモンスターが戦闘破壊されたタイミングで、歌姫は戦場へと勇敢なる戦士を称える鎮魂歌を奏でるために手札より特殊召喚が可能となります。そしてメロー・マドンナの攻撃力は、私の墓地に存在する魔界台本1冊につきぴったり100ずつ上昇いたします』」
「ではこちらも、モンスターを戦闘破壊したヴィンディカイトの効果を発動しましょう。デッキからジェネクスを1体手札に加える……私が選ぶのはこのカード、ソーラー・ジェネクス!」
魔界劇団−メロー・マドンナ 守2500 攻1800→1900
黒衣の女性、メロー・マドンナがヴィンディカイトの前に立ち塞がると同時に、青木がデッキから1枚のカードを引き抜く。遠目から見ても一目で判別できるほどにぼろぼろの、まるで長いこと屋外に放置されていたようなカード。それを見て、改めて上司の言葉が鳥居の頭に蘇る。あの1枚が話に聞いた、この冴えない中年の人生を大きく変えるきっかけとな
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