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遊戯王BV〜摩天楼の四方山話〜
ターン6 黄金に輝く太陽の炉心
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まった模様、大至急呼び出してもらいましょう。エキストラのモンスター効果、発動!このカードをリリースすることでデッキから別の魔界劇団1体を選択し、そのカードを(ペンデュラム)ゾーンへと直接発動いたします。レフトPゾーンにスケール0、世界が誇る我らの歌姫。魔界劇団−メロー・マドンナをセッティング!』」

 3体のエキストラが一斉に元の円盤の中へと引っ込むと、まるで本物のUFOよろしくそれがふわりと浮き上がる。そのままふわふわと鳥居の指示した左手の方向まで移動した円盤が白い煙を吹き出して視界を遮り、その煙が晴れた時その位置には光の柱、そしてその中心には大胆なスリット入りの黒い服にピンクの長髪をなびかせる女性型モンスターが静かに目を閉じて自らの出番を待っていた。

「『さらにここで、前奏曲としてメロー・マドンナのペンデュラム効果を発動いたしましょう。私のライフ1000をコストに、彼女は仲間を呼び込む戦いの歌を歌います。その歌声につられることで、私はさらなる魔界劇団を手札に加えることが可能となるのです』」

 鳥居 LP4000→3000

「ならばここで、手札から幽鬼(ゆき)うさぎの効果を発動しましょう。相手フィールドに表側で存在するカードが効果を発動した際、このカードを捨てることでそれを破壊」
「『おおっと!?』」
「そして使い手の君に言うまでもないでしょうが、メロー・マドンナはその性質上、発動にチェーンして破壊された場合にサーチを行うことはできない」

 腰に手を当て、光の柱の中で今まさに歌い出さんとした歌姫に鋭い鎌の魔の手が迫る。銀髪の少女によって光の柱を両断された歌姫はやむなくその歌を中断し、その場から一時的に退場した。

「『嗚呼なんということでしょう、興奮した少女による客席からの乱入により、前奏曲は一時中断となってしまいました。しかし、演者のいない舞台などはあまりにも締まりません。ここは一時幕を引き、仕切り直しといたしましょう。ライトPゾーンにスケール7、魔界劇団カーテン・ライザーをセッティング!そしてカーテン・ライザーは自身の効果により、演者のいない舞台に対し1度だけ緊急登板することを可能とする能力を持っています。カーテン・オン・ステージ!舞台を回す転換の化身、カーテン・ライザーの登板です!』」

 鳥居の右手に光の柱が立ち上り、まるで開いたテントから手足が生えたような人間離れした姿の劇団員がその中に浮かぶ。その団員はしかしPスケールの中で大人しくしていることを良しとせず、すぐに光の中から飛び出して自らの体をパラシュート代わりにしてふわふわと宙を舞い誰もいない舞台の中央に着地した。

 魔界劇団カーテン・ライザー 攻1100→2200

「『カーテン・ライザーは場面に自身しか存在しない時、その攻撃力を110
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