第五十話 冬休みその二
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「よくないわよ」
「それはそうだけれどね」
「お引き寄せで結婚させてもらうから」
「夫婦はそういうものじゃないわよね」
「もうしっかりとしたもので」
「だからね、私もね」
もうそれこそです。
「真面目に考えてるから、教会に来てもらって」
「教会長さんになってもらって」
「ひのきしんもしてくれる人ね」
「そうした人になってもらうし」
このことは私もです、まさに夫婦揃って。
「そうして絶対にお家に入れてやったと思わない」
「お姉ちゃんそこ真面目よね」
「真面目に考えてるわね」
「真面目に考えないと」
お家のことでもありますし。
「いけないでしょ、お婿さんに来てくれる人にも人格があるのよ」
「その人格は尊重しないとね」
「駄目ってことね」
「そう、そうしないと」
こう妹達にお話しました、お掃除のひのきしんをしていきながら。
「駄目だと思うわ、あとね」
「あと?」
「あとっていうと」
「いや、これが終わったらね」
このひのきしんが終わってからのこともお話しました。
「二人共宿題しないといけないでしょ」
「そうなのよね」
「そっちもあるのよね」
妹達は私の言葉にすぐに嫌な顔になって言いました。
「宿題もね」
「それもしないとね」
「そうでしょ、そっちもやらないと」
当然ながら私も前はそうでした、とはいっても私は毎日コツコツする様にしてきたのでしないといけないとか焦ったことはないです。
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