英雄の誉れ、花開く策謀
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ようやくマシュが気づく。
カルデアからの通信がないのだ。そして感じるものがあった。天地が揺らいでいるのである。
これは特異点化の原因が排除され、人理の修復が起こり始めたのである。だのに、だというのに――
「人理定礎が……復元された……?」
――何が起こっているというのか。戦いは終わったはずだ。だのに、士郎が固有結界を展開したまま戻ってこない。
特異点が崩壊していく。元の形に戻ろうと人類史が修正されていく。特異点化の元凶である聖杯を回収したのだ。それは正しい現象である。
なのに。
それなのに。
――どうしてカルデアの者達が強制退去されないのか――
カルデアとの通信も途絶えたままである。
加速度的に崩壊していく世界の中で、彼女達は呆然と立ち尽くすばかりだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ