ハイスクールD×D 斉天大聖
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たり書類仕事をやってた頃が懐かしいッス。
「ミッテルト、アーシアから神器を取り出すのは明日になるそうだ」
「そうッスか。はぁ〜、アーシアをそのまま連れて帰るだけで十分評価されるってのに、わざわざ取り出すなんて面倒をやるなんて。何を考えてるんッスかね?」
「我々はカカロットのおかげで上と繋がりがあるからな。だから、上が望むものが分かっている。その差だろう」
「そんなものッスか。どうするッスかね?拉致って上に報告でも?」
「そうなるとレイナーレ様に目を付けられて捨て駒にされるな」
「はぁ〜、アーシア、良い子ちゃんだから殺したくないんッスけどね」
「そうだな。昔ならともかく、カカロットの世話をしてからはな」
「手紙だけを一方的に送ってくるだけッスから、今はどれだけ成長したんだか」
カラワーナとカカロットのことの愚痴を言い合っているとバラキエル様から通信が入る。
「へい、来々軒ッス」
バラキエル様相手だからこんな適当な返事を返せる。カラワーナは未だに硬いままだけど、ウチは楽にやらせてもらってる。
『緊急事態だ!!朱乃が飛び出した!!』
「また喧嘩ッスか?」
カカロットが家出してから情緒不安定な朱乃様はよくプチ家出をする。そのままストリートファイター的なことをやって鍛えたりもしている。たまに負けて犯されそうになるのを必死に助けたりしてるのでウチラも下級の枠に囚われない程度に強くなっている。今回は何が原因なんすかねぇ?
『違う!!カカロットからの手紙に住所が書かれていた』
「ほほぅ、初恋の人の元に飛び出したと。馬に蹴られるのは嫌ッスけど」
『それだけなら良かったんだがな。カカロットのやつ、斉天大聖を受け継いだ上に悪魔の婚約者が出来たそうだ』
「「はい?」」
一瞬では理解が難しい。何度か反芻してようやく飲み込めたが混乱したままバラキエル様に聞き返した。
「斉天大聖って、あの斉天大聖?」
『うむ、闘戦勝仏殿の元で世話になっていたようだ。それから偶然にフェニックス家の令嬢と出会って、そこからの付き合いらしい。それと写真が同封されていてな』
通信の向こうには腕を組んで嬉しそうにしている金髪の女の子と成長したカカロットが映っている写真が見える。う〜む、時の流れは早いッスね。いつの間にか重鎮に出世して婚約者までいるなんて。
「私を放って浮気なんかして、嫌よ、捨てないでって所ッスか。刃傷沙汰になっていないことを祈っててくださいよ」
『そうなる前に止めろと言っているのだ』
「無理でしょう?一応、頑張るッスけど、ウチラもちょっと出てるもので」
『何?』
「中級のレイナーレ様の命令で神器所有者を騙して抜き取ろうとしてるのを手伝わさ
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