ハイスクールD×D 斉天大聖
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うよ。今もポッド型宇宙船を調べてるみたいだからな。
逆によく顔を見るのがバラキエルという堕天使でオレと同い年の娘さんがいるそうだ。まあ、お相手が人間のためにハーフで友達を作ってやれないと愚痴を3歳児に言われても。ミッテルトお姉ちゃん達も対応に困ってるぞ。幹部と下っ端じゃどう対応していいか分からないだろうな。
「バラキエルのおっちゃん、オレなんかよりもその朱乃ちゃんの所に行ってやれよ」
「私もそうしたいところなのだが忙しくてな」
「だからってこまめに会っとかないと忘れられて叔父さん呼ばわりだぞ。アザゼルはそれで結構落ち込んでた」
「それは困る、いや、だが、やはり困る」
「仕事は暇してるコカビエルのおっさんに押し付ければ大丈夫だって。と言うか、仕事をしないおっさんが多い気がするんだけど」
自分勝手な奴らが緩い感じでつながっているのがグリゴリという組織だ。幹部陣はほとんど自分の好き勝手に動いている。むしろ真面目に働いているのは3割程度だったはず。アリかよ。
「ほら、今ある分を終わらせちまえよ。中級あたりで遊んでいる奴らにおっちゃんの確認だけで済む所までやらせろよ。下級で仕事がないやつとかでもいいからさ。ちゃんと部下を育てないと。事務仕事専門の奴が居たほうが良いって」
「だが、納得するか?」
もうこのおバカは。書類の束から特定の2種類のものを引き抜いていく。束の中の3割が下級がやらかした後始末に関する物だ。そして束の中の2割が幹部陣にまで届く必要のないくだらない書類だ。
「仕事が半分近くなくなれば簡単に帰れる。それすらも理解できないなら愚痴は聞かない。こっちもヒマじゃないんだよ」
「まだ3歳なのにか?」
「尻尾を鍛えてるんだ。強く握られると全身の力が抜けて立つことすら出来なくなるから。ミッテルト姉ちゃんによく引っ張られて連れ回されるから逃げるためにも鍛える必要があるんだ」
正直言って尻尾は切り落としたほうが良いかもしれない。出来る限り夜は早めに寝て一度も大猿化していないが、危険だからな。鍛えるふりをしてなんとか引きちぎるか切り落とすかをしないと。
「早く行け、おっちゃん!!こいつらはオレが相手する!!」
「しかし」
「グズグズするな!!手遅れになるぞ!!」
「っ!?すぐに援軍を送らせる!!それまで死ぬな!!」
バラキエルのおっちゃんが朱乃ちゃんと重傷を負っている朱璃さんを連れて空を飛ぶ。転移妨害の結界を越えて、二人を預けて戻ってくるまで3分と言ったところだろう。それだけなら
「ふん、けがれ」
何か喋ろうとした一番の年寄りの顔面に気弾を放って粉々に吹き飛ばす。空気が凍る中、一番最初に動
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