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ヘタリア学園
第七千六百三十九話  独特の男役

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第七千六百三十九話  独特の男役
 イギリスは宝塚の舞台を観つつ一緒に観ている日本に対してこんなことを言いました。
「なあ、男役の人がな」
「実はヒロイン役より人気が出ます」
「そうなんだな、それでな」
 イギリスはさらに言いました。
「その男の人の歩き方がな」
「特徴があるとですね」
「思ったけれどな」
「はい、あれがです」
 まさにとです、日本も答えます。
「宝塚の歩き方です」
「男役の人のか」
 大股で堂々と歩くそれがというのです、
「そうなんだな」
「はい、あの様にして歩いて」
 そしてというのです。
「歌うのです」
「今しているみたいにか」
「それが伝統になっています」
「成程な、絵になるな」
 実際にそうして歩く男の人は少ないかも知れません。
 ですが宝塚の男役の人はそうなのです、あえて大股に歩いてそのうえで堂々と歩きながら歌うのです。


第七千六百三十九話   完


                   2019・3・14

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